日々のなごはく。

名護博物館ブログ

活動

スジイルカ骨格の掘り出し

今年の2月に当館が管理する敷地内の砂場に埋めたスジイルカの骨格を掘り出しました。名護市内の海岸に打ち上がった死がいから骨格標本を作るために大まかに徐肉して埋めておいたものです。 掘り出したスジイルカの骨格(2021年11月12日)

秋の嘉津宇岳2021 その5 アカハラダカ・サシバ渡り調査ほか(仮集計結果)

あっという間に11月になり、アカハラダカとサシバの渡り調査も一区切りつきました。 朝日を望む(2021年10月20日 嘉津宇岳) 10月の後半は、タカというよりは景色を見に現地に通っていたように思います。 朝日を浴びるサシバ(2021年10月20日 嘉津宇岳)

久々の出前授業(身近な川の学習)

小学校の出前授業(2021年10月 名護市内)

河口域の簡易魚類調査

少し前のことですが、久々に河口域で投網を投げました。名護博物館の近く、市街地の外れにある川です。 河口域で取れた魚たち(2021年10月 名護市内)

秋の嘉津宇岳2021 その4 アカハラダカ・サシバ渡り調査

今日の朝の嘉津宇岳は天気にも恵まれ、予想通り多くのタカの渡りを観察することができました。数日続いた雨で足止めされていたと思われるタカが一気に渡っていったのでしょう。 アカハラダカの群れ(2021年10月14日 嘉津宇岳)

秋の嘉津宇岳2021 その3 アカハラダカ・サシバ渡り調査

嘉津宇岳では、10月8日あたりから渡りの主役がアカハラダカからサシバに完全にシフトしたように思います。 サシバ(2021年10月9日 嘉津宇岳) 早朝のサシバ群れ(2021年10月9日) サシバの渡りはアカハラダカより早い時間帯に見られるため、6時台に調査を開…

秋の嘉津宇岳2021 その2 アカハラダカ・サシバ渡り調査

毎朝続けているアカハラダカの渡り調査ですが、今月の26日にピークを迎え、嘉津宇岳で1,310羽の渡りをカウントしました。同じ日に名護岳でも1,364羽をカウントしたようです。 月とアカハラダカ(2021年9月26日 嘉津宇岳)

秋の嘉津宇岳2021 その1 アカハラダカ・サシバ渡り調査

アカハラダカの群れ(2021年9月24日 嘉津宇岳)

「なごはくサポーター」始動しました!

ホームページなどで5月に募集した「なごはくサポーター」について、応募してくださったメンバーの基本研修が終わり、今月からいよいよ始動しました! なごはくサポーター研修の様子(2021年7月 名護博物館)

アダンバァーのクラフトで出前授業

名護市内の高校(定時制)から、アダンの葉などを使った小物づくりの学習をしたいという相談を受け、「名護博物館友の会」の皆さんが中心となって出前授業を実施してきました。 アダン葉を使ったワークショップ(2021年7月30日 名護市内)

自然史資料作製・整理中!その3 アオウミガメ骨格の掘り出し

骨格標本用に埋めておいたアオウミガメを掘り出しました。以前このブログで紹介した、名護市内の砂浜に死体で漂着したものです。 ↓ 紹介記事 掘り出したアオウミガメの鰭(ひれ)の骨格

ムーチービーサー

去った1月20日は、旧暦の12月8日。沖縄では鬼餅(オニムーチー)を食べて厄払いをする日でしたね。 スーパーなどの売場でもムーチーを見かけましたが、皆さんは食べられたでしょうか? ・・・さて、それより少し早めの1月9日、名護博物館友の会のSさんの協力…

飼育していたフナ、長年の務め終え

当館で約10年間飼育していたフナが今日の朝永眠しました。 羽地大川のフナ(2010年~2020年まで飼育) このフナは、2010年4月11日に市民の方から寄贈されたもので、2008年に羽地大川で釣りにより採集されたものです。 上の写真は、寄贈後間もない2010年に撮…

新博物館にむけて撮影にトライ! ・・・ミジュンを探すも?

新博物館づくりに関連して、名護・やんばるのくらしや自然に関する様々な動画を撮影しています。 前回の記事(こちら)ではシイラ漁を紹介しましたが、今回は沖縄でおなじみの大衆魚、ミジュン(標準和名ミズン)を探しに出かけました! ミズン(沖縄県名護…

新博物館にむけての展示準備 ~フーヌイユ漁の資料収集など~

新博物館の地鎮祭が無事終わり、いよいよ建設工事が始まりました。博物館のメンバーは、資料整理や引越し準備等のほか、展示にむけての準備を進めています。 本格的な展示制作は建物ができてからですが、今年度は一部の展示物や映像制作、資料等データベース…

今年のドングリ、実り具合はいかに・・・?

もうじき12月ですが、温かい日が続いている沖縄です。ドングリが実を付けるシーズンを迎えていますが、今年の実り具合はいかに・・・? アマミアラカシ(2020年11月 名護市内)

秋の嘉津宇岳2020 その6 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

毎朝続けている嘉津宇岳のタカ渡り調査では、10月14日をピークにサシバのカウント数も落ち着いてきました。 本日(10月21日)は33羽のサシバが渡ったのみで、終息が近づいているように感じています。名護岳でも同様の傾向が見られているようです。 サシバの…

秋の嘉津宇岳2020 その4 ~タカ渡り調査と日月~

10月に入り、アカハラダカに加えてサシバが姿を現すようになりました。サシバはアカハラダカよりさらに朝早く渡っていきますので、6時台には現場に到着しています。 10月4日、6時過ぎに現場に着くと、ちょうど十六夜(いざよい)の月が嘉津宇岳のむこうへ沈…

秋の嘉津宇岳2020 その3 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

ここ数日の朝は天気もよく、嘉津宇岳ではタカの渡りがコンスタントに観察されています。 アカハラダカのメス成鳥(2020年10月2日 嘉津宇岳)

新博物館敷地に珍魚タウナギ ほか

新博物館の建設準備が着々と進んでいます。順調にいけば、今年中には建設工事に着工できる予定です。 さて、新館敷地は街中にありながらまとまった緑地が残されており、新館活動ではこの緑地を生かした活動を展開する予定であると本ブログ内でも紹介してきま…

秋の嘉津宇岳2020 その2 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

本日(9/30)、嘉津宇岳では今年初のサシバとアサギマダラ(チョウ)を確認しました。残念ながら写真はないのですが・・・ アカハラダカは、9月23日に千羽弱の渡りをカウントしたのがピークで、その後は多くて一日に数百羽程度の確認に留まっています。 アカ…

川の中の忍者 エソハゼ

先日小学校の出前授業で名護市内の川へ出かけたときのこと。さらさらと流れる瀬に網を入れると、エソハゼ Schismatogobius ninja が取れました。 この2 cmほどの小さなハゼ、学名に「忍者」と付けられているように水中観察で見つけるのはとてもムズカシイで…

秋の嘉津宇岳2020 その1 アカハラダカの渡り調査と観察会

今年もアカハラダカの秋の渡りのシーズンを迎えています。名護博物館と同友の会などのグループは、毎年9月から10月にかけて、北から南へ渡っていくアカハラダカ、サシバのカウント調査(名護岳・嘉津宇岳)を早朝に行っています。 このブログでは、私の担当…

新博物館、屋外展示づくりへの第一歩!

新しい博物館づくりは昨年度に土地の購入や造成工事を終え、今年度からいよいよ建築工事を開始する見込みです。 新博物館の建設予定地は、今の名護博物館から車で5分圏内の市街地にあります。この場所は沖縄県の森林資源研究センターがあった場所であり、街…

令和元年度に作ったはく製など

令和元(2019)年度も残りあとわずか。今年度予算で作製したはく製などが届いたので、少しだけご紹介! ミサゴの本はく製

自然史資料作製・整理中!その2

年度末の業務に追われていますが、前回の記事(こちら)で紹介した資料整理は平行して継続中です。 整理中の昆虫標本(2020年3月)

自然史標本作製・整理中!

新博物館建設準備の一環として、資料整理を進めていますが・・・なかなか思うようには進みません。 自然史の資料は放っておくと、ほとんどの場合が腐ったり、風化したりして、そのままだと未来へ残すことができません。 そこで標本を作らなければならないの…

アダン葉細工づくり講座を行いました!

海に囲まれた沖縄では、海岸を縁どるようにアダンが生えているのを目にします。 昔から沖縄ではこの植物を利用してきました。籠(かご)や敷物(しきもの)、草履(ぞうり)、縄(なわ)など。様々にその姿をかえ、アダンは人々のくらしの身近にありました。…

今年も残りわずか

仕事納めも済み、現在年末年始休館中の名護博物館ですが、今日は仕事納めの日の収蔵庫屋上の草刈りの様子をお伝えします。 名護博物館収蔵庫屋上の草原

博物館のお引っ越し12 We are creating a new museum

館内のキャプションが少ない名護博物館。 山