日々のなごはく。

名護博物館ブログ

自然―川・海

辰にちなんだ川の魚

明けましておめでとうございます。名護博物館は1月4日から開館しております。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、今年は辰(たつ)年ということで・・・

市内の川の出前授業

市内の川の出前授業へ行ってきました! 川の近くにある学童の子どもたちと一緒に生きものを探しました。 市内の川の出前授業(2023年8月23日 名護市内)

集水桝おそうじ + 見つかった生きもの

本館脇の側溝にある集水桝(2023年3月23日) 新博物館本館の脇にある側溝。先日の館内整理休館日に、その側溝の集水桝(ます)の掃除をしつつ、中にどんな生きものがいるのか調べました。

迷いトンボ

最近、夕方になると建物内に迷いこんでくるトンボを見かける機会が多かった気がします。現在、新博物館づくりに伴って新館と旧館を行ったり来たりしていますが、9~10月の間に新館で2回、旧館で2回迷いトンボを見つけました。 カトリヤンマ♀(2022年10月29日…

小学校の出前授業(名護市内河口域)

こんにちは。沖縄では梅雨が明け、夏らしい空模様が見られるようになってきました。 先日は青空の下、地元の小学校の総合学習で、身近な川の河口域の野外授業に足を運びました。 水際で生きものを探す(2022年6月24日 名護市内) なごはくサポーターの方々の…

友の会のホエールウォッチングツアー

伊江島沖のザトウクジラ(2022年2月11日)

卵からふ化!モクズガニのゾエア幼生

観察中のモクズガニの卵(先週に下の記事で紹介)ですが、昨日からふ化が始まりました! ふ化したモクズガニのゾエア幼生(2022年2月1日) 一般的に生まれたてのカニの子ども(幼生)は、親とは全くちがう姿形をしています。 卵からふ化した幼生は脱皮をくり…

モクズガニの卵の発生観察中

下の記事で取り上げたモクズガニの抱卵♀から拝借した卵について、その後も経過観察を続けています。 モクズガニの卵(2022年1月28日) 卵の中に幼生の眼がはっきり見えています。

産卵シーズンのシリケンイモリ

名護博物館友の会&なごはくサポーターのSさんのご自宅付近の畑に作られたビオトープにオキナワシリケンイモリ Cynops ensicauda popei が集まっているという情報があり、様子を見せてもらいました。 今はちょうどシリケンイモリの産卵シーズンです。オキナ…

ウリガイ、産卵のために川を降りる

沖縄でも寒い日が続いております。先日の夜、名護市内の河口域干潟を少しだけ歩きました。 目的は・・・ 河口域で歩き回るモクズガニのオス(2022年1月 名護市内) ・・・上の写真のモクズガニです。

リュウキュウアカガエルの産卵地にハリガネムシ

今年もあとわずかとなりましたが、自然界に年末年始はないわけで・・・名護市内の川の源流では、リュウキュウアカガエルが産卵のシーズンを迎えています。 しかし、冒頭で紹介するのはカエルではなく、ハリガネムシです! ハリガネムシ(2021年12月11日 名護…

スジイルカ骨格の掘り出し

今年の2月に当館が管理する敷地内の砂場に埋めたスジイルカの骨格を掘り出しました。名護市内の海岸に打ち上がった死がいから骨格標本を作るために大まかに徐肉して埋めておいたものです。 掘り出したスジイルカの骨格(2021年11月12日)

ミジュンの撮影、リベンジ!+話題の軽石

昨年のちょうど今頃、ミジュンの群れを撮るべく奮闘していたのですが、なかなかタイミングが合わず、撮れずじまいでした。 ミジュンって何?という方は、ぜひ下の記事をご覧ください。 最近になってようやく大きな群れに出会うことができました。 ミジュンの…

久々の出前授業(身近な川の学習)

小学校の出前授業(2021年10月 名護市内)

河口域の簡易魚類調査

少し前のことですが、久々に河口域で投網を投げました。名護博物館の近く、市街地の外れにある川です。 河口域で取れた魚たち(2021年10月 名護市内)

ニホンウナギ眠りに

飼育していたニホンウナギ 今週に入って、当館で約9年飼育していたニホンウナギが死亡しました。2012年11月に開催した川の企画展で、寄贈して頂いたウナギでした。

初夏の渓流を歩く(這う)

梅雨が続いている沖縄では、先月末から今月に入ってまとまった雨が降っていますが、そんな雨の合間をぬって名護市内の渓流に足を運びました。 アカボウズハゼのオス(2021年6月12日 名護市内) 今回の主目的の一つは、植物を見ることだったのですが、せっか…

キバラヨシノボリ、上流でひっそり命をつなぐ

この間年が明けたと思ったら、あっという間に5月になってしまったわけで・・・おそくなりましたが、今年初の水中観察に出かけました。 キバラヨシノボリの稚魚(2021年5月4日 名護市内)

コアジサシのダイビングキャッチ

名護市を北上し、屋我地島へ向かう途中のこと。羽地内海の上を飛んでいるコアジサシ Sterna albifrons の姿を見つけました。 コアジサシ(2021年5月5日 羽地内海) コアジサシは、5~9月頃に南からやってきて沖縄で産卵・子育てを行う夏鳥です。 飛びこむ直…

浜下り(ハマウリ)のシーズン

昨日(4月14日)は旧暦3月3日で浜下り(ハマウリ)の日でした。一年で最も潮が引く日で、多くの人が干潟やイノーへ出かけ潮干狩り等を行います。 その前日の13日、干潮の時間に合わせて名護市内の海へ足を運んでみました。 大潮干潮時の浅瀬(2021年4月13日 …

自然史資料作製・整理中!その3 アオウミガメ骨格の掘り出し

骨格標本用に埋めておいたアオウミガメを掘り出しました。以前このブログで紹介した、名護市内の砂浜に死体で漂着したものです。 ↓ 紹介記事 掘り出したアオウミガメの鰭(ひれ)の骨格

ザトウクジラのシーズン

伊江島フェリーとザトウクジラ(2021年1月31日 本部町) ザトウクジラが沖縄に訪れるシーズンを迎えました。 上の写真は、本部町を訪れたときに陸から見えたザトウクジラです。伊江島の近くで豪快にジャンプしていました。きっと伊江島フェリーに乗っていた…

飼育していたフナ、長年の務め終え

当館で約10年間飼育していたフナが今日の朝永眠しました。 羽地大川のフナ(2010年~2020年まで飼育) このフナは、2010年4月11日に市民の方から寄贈されたもので、2008年に羽地大川で釣りにより採集されたものです。 上の写真は、寄贈後間もない2010年に撮…

渓流性カエル、冬の産卵シーズン迎え(名護市内)

今年も名護市内の沢(源流)でリュウキュウアカガエルが産卵しています。 リュウキュウアカガエルのオス(2020年12月24日 名護市内)

新博物館にむけて撮影にトライ! ・・・ミジュンを探すも?

新博物館づくりに関連して、名護・やんばるのくらしや自然に関する様々な動画を撮影しています。 前回の記事(こちら)ではシイラ漁を紹介しましたが、今回は沖縄でおなじみの大衆魚、ミジュン(標準和名ミズン)を探しに出かけました! ミズン(沖縄県名護…

新博物館にむけての展示準備 ~フーヌイユ漁の資料収集など~

新博物館の地鎮祭が無事終わり、いよいよ建設工事が始まりました。博物館のメンバーは、資料整理や引越し準備等のほか、展示にむけての準備を進めています。 本格的な展示制作は建物ができてからですが、今年度は一部の展示物や映像制作、資料等データベース…

久しぶりの紺色に照る?ハゼ ほか、市内川の生きもの

あっという間に10月も半ばにさしかかっています。 先月のことですが、市内のいくつかの川へ水中観察に出かけたときのこと、 久しぶりのうれしい顔ぶれに会いました。 輝くようなブルーの体色が美しいコンテリボウズハゼのオスです。和名のコンテリ(紺照)で…

新博物館敷地に珍魚タウナギ ほか

新博物館の建設準備が着々と進んでいます。順調にいけば、今年中には建設工事に着工できる予定です。 さて、新館敷地は街中にありながらまとまった緑地が残されており、新館活動ではこの緑地を生かした活動を展開する予定であると本ブログ内でも紹介してきま…

川の中の忍者 エソハゼ

先日小学校の出前授業で名護市内の川へ出かけたときのこと。さらさらと流れる瀬に網を入れると、エソハゼ Schismatogobius ninja が取れました。 この2 cmほどの小さなハゼ、学名に「忍者」と付けられているように水中観察で見つけるのはとてもムズカシイで…

名護市内でヒメフチトリゲンゴロウ

先日の夜、ペルセウス座流星群を見に行ったときのことです。途中で立ち寄った名護市内の農耕地でヒメフチトリゲンゴロウを見つけました。 ヒメフチトリゲンゴロウ(2020年8月 水槽内で撮影)