日々のなごはく。

名護博物館ブログ

黄昏に染まるターブク

黄昏時の水田(2022年8月 名護市川上) 先日、名護市の羽地川上を通りがかったときに、2期目の田植えが終わった水田(ターブク)が目に入りました。 沖縄は気候的に稲作の2期作が可能です。以前は、この時期に子ども対象の稲作講座を行うのが毎年の恒例でし…

新館の展示背景写真のロケハン

現在、新館の建物を建設中ですが、同時並行で展示制作も進めています。先日は、展時背景に使う写真を撮影するため、カメラマンの方と一緒にロケハンに行ってきました。 海岸の琉球石灰岩(2022年6月24日 本部半島) この日は、梅雨明けの青空で視界も良く、…

小学校の出前授業(名護市内河口域)

こんにちは。沖縄では梅雨が明け、夏らしい空模様が見られるようになってきました。 先日は青空の下、地元の小学校の総合学習で、身近な川の河口域の野外授業に足を運びました。 水際で生きものを探す(2022年6月24日 名護市内) なごはくサポーターの方々の…

なごはくサポーター研修&新館屋外作業

今年度のなごはくサポーター研修の第一回目を行いました。 なごはくサポーター研修(2022年5月19日)

野鳥観察会改め野鳥勉強会

先週から今週にかけて愛鳥週間で、名護博物館友の会では野鳥観察会を予定しておりましたが・・・ 野鳥勉強会(2022年5月14日 名護博物館)

大型クジラの骨、いよいよ出発

新博物館の展示にむけてリニューアルするため、いよいよ展示室の大きなマッコウクジラの骨を運び出す作業を行います。来週一杯をかけて、展示室の壁を一部壊し、パーツごとに骨を降ろしてコンテナに積み込み、県外の専門業者のもとへ運ぶ計画です。 骨のクリ…

野鳥の子育てシーズン到来

先月から名護博物館のまわりで野鳥たちが産卵・子育てをしている気配があります。 オキナワシジュウカラのヒナ(2022年4月16日 名護博物館) 今日は、窓の前にある木の上に、巣立ち直後のオキナワシジュウカラのヒナが数羽いました。親鳥に誘導されて、かわ…

新博物館屋外作業など

あっという間に3月、年度末になってしまいました。忙しい日々が続いております。 さて、今日は新博物館の屋外作業の日(今年度最後)でした。 「名護博物館友の会」や「なごはくサポーター」、その他関係者の協力も頂きながら、新博物館の屋外作業を定期的に…

友の会のホエールウォッチングツアー

伊江島沖のザトウクジラ(2022年2月11日)

卵からふ化!モクズガニのゾエア幼生

観察中のモクズガニの卵(先週に下の記事で紹介)ですが、昨日からふ化が始まりました! ふ化したモクズガニのゾエア幼生(2022年2月1日) 一般的に生まれたてのカニの子ども(幼生)は、親とは全くちがう姿形をしています。 卵からふ化した幼生は脱皮をくり…

スズムシソウの一斉開花、桜と共演

少し前に紹介した、6年周期で一斉開花するコダチスズムシソウ(セイタカスズムシソウ)。 前回紹介したのは嘉津宇岳でしたが、少し前に、加えて八重岳周辺(本部町)に足を運んだところ、群落の一斉開花がピークを迎えていました。ちょうどカンヒザクラも開…

モクズガニの卵の発生観察中

下の記事で取り上げたモクズガニの抱卵♀から拝借した卵について、その後も経過観察を続けています。 モクズガニの卵(2022年1月28日) 卵の中に幼生の眼がはっきり見えています。

産卵シーズンのシリケンイモリ

名護博物館友の会&なごはくサポーターのSさんのご自宅付近の畑に作られたビオトープにオキナワシリケンイモリ Cynops ensicauda popei が集まっているという情報があり、様子を見せてもらいました。 今はちょうどシリケンイモリの産卵シーズンです。オキナ…

ウリガイ、産卵のために川を降りる

沖縄でも寒い日が続いております。先日の夜、名護市内の河口域干潟を少しだけ歩きました。 目的は・・・ 河口域で歩き回るモクズガニのオス(2022年1月 名護市内) ・・・上の写真のモクズガニです。

新館で展示予定のザトウクジラ・シャチ骨格出発!

新しい博物館で展示予定のザトウクジラ、シャチの全身骨格を展示用に加工するため、骨の搬出作業を行いました! 新しい建物はまだ完成しておりませんが、鯨類骨格を組んで展示するためには、大変高度な技術&時間のかかる作業が必要なため、京都の業者さんに…

謹賀新年 2022年

明けましておめでとうございます。 名護博物館は、新館建設に伴い現在一時休館中となっております。今年は、新しい建物が完成予定で、展示制作などでも大きな節目の一年となります。 新館オープンを目指して、職員一同力を合わせて頑張りますので、よろしく…

リュウキュウアカガエルの産卵地にハリガネムシ

今年もあとわずかとなりましたが、自然界に年末年始はないわけで・・・名護市内の川の源流では、リュウキュウアカガエルが産卵のシーズンを迎えています。 しかし、冒頭で紹介するのはカエルではなく、ハリガネムシです! ハリガネムシ(2021年12月11日 名護…

嘉津宇岳のコダチ(セイタカ)スズムシソウ一斉開花!

嘉津宇岳のコダチスズムシソウ(セイタカスズムシソウ)の一斉開花が始まっています! コダチスズムシソウ(2021年12月12日 嘉津宇岳)

彗星撮影にチャレンジするも・・・

今週は、レナード彗星、ふたご座流星群と天体好きな人には見どころの多い1週間だったのではないでしょうか。 私は、レナード彗星の撮影にチャレンジしましたが・・・結論から言えばダメでした! 名護の夜明け(東海岸側 2021年12月12日) 彗星が最接近したと…

スジイルカ骨格の掘り出し

今年の2月に当館が管理する敷地内の砂場に埋めたスジイルカの骨格を掘り出しました。名護市内の海岸に打ち上がった死がいから骨格標本を作るために大まかに徐肉して埋めておいたものです。 掘り出したスジイルカの骨格(2021年11月12日)

ミジュンの撮影、リベンジ!+話題の軽石

昨年のちょうど今頃、ミジュンの群れを撮るべく奮闘していたのですが、なかなかタイミングが合わず、撮れずじまいでした。 ミジュンって何?という方は、ぜひ下の記事をご覧ください。 最近になってようやく大きな群れに出会うことができました。 ミジュンの…

秋の嘉津宇岳2021 その5 アカハラダカ・サシバ渡り調査ほか(仮集計結果)

あっという間に11月になり、アカハラダカとサシバの渡り調査も一区切りつきました。 朝日を望む(2021年10月20日 嘉津宇岳) 10月の後半は、タカというよりは景色を見に現地に通っていたように思います。 朝日を浴びるサシバ(2021年10月20日 嘉津宇岳)

久々の出前授業(身近な川の学習)

小学校の出前授業(2021年10月 名護市内)

河口域の簡易魚類調査

少し前のことですが、久々に河口域で投網を投げました。名護博物館の近く、市街地の外れにある川です。 河口域で取れた魚たち(2021年10月 名護市内)

秋の嘉津宇岳2021 その4 アカハラダカ・サシバ渡り調査

今日の朝の嘉津宇岳は天気にも恵まれ、予想通り多くのタカの渡りを観察することができました。数日続いた雨で足止めされていたと思われるタカが一気に渡っていったのでしょう。 アカハラダカの群れ(2021年10月14日 嘉津宇岳)

秋の嘉津宇岳2021 その3 アカハラダカ・サシバ渡り調査

嘉津宇岳では、10月8日あたりから渡りの主役がアカハラダカからサシバに完全にシフトしたように思います。 サシバ(2021年10月9日 嘉津宇岳) 早朝のサシバ群れ(2021年10月9日) サシバの渡りはアカハラダカより早い時間帯に見られるため、6時台に調査を開…

秋の嘉津宇岳2021 その2 アカハラダカ・サシバ渡り調査

毎朝続けているアカハラダカの渡り調査ですが、今月の26日にピークを迎え、嘉津宇岳で1,310羽の渡りをカウントしました。同じ日に名護岳でも1,364羽をカウントしたようです。 月とアカハラダカ(2021年9月26日 嘉津宇岳)

タイワンスジオ注意報

先日当館を訪れた沖縄県環境科学センターの方から、特定外来生物タイワンスジオの分布が北上しているというお話を伺いました。 タイワンスジオの注意喚起チラシ 名護市以北でタイワンスジオを見かけたら、ぜひ情報を寄せてほしいとのことでした。(※上のチラ…

秋の嘉津宇岳2021 その1 アカハラダカ・サシバ渡り調査

アカハラダカの群れ(2021年9月24日 嘉津宇岳)

ニホンウナギ眠りに

飼育していたニホンウナギ 今週に入って、当館で約9年飼育していたニホンウナギが死亡しました。2012年11月に開催した川の企画展で、寄贈して頂いたウナギでした。