16日(木)に、ぶりでぃ子ども博物館の3回目を行いました!
屋我地島の我部にある塩田を使っての塩づくり&周辺干潟の観察会です。
講座の内容は去年と一緒ですので、塩づくりの方法などは昨年の記事(こちら)を見て頂くとして、
今回はフォトギャラリー的な感じでご紹介します!
〜塩づくり編〜
(写真は塩づくりの工程順にならんでいますが、実際には、色々並行しながらやっています)
先生から塩づくりの説明
どうやって塩田に砂をまくの?
「サシ」を使ってさ!
先週から博物館に来ている学芸員実習生もさっそく活躍!
「こうやってやるのさ!」
力強いです!
まんべんなくまくのはむずかしいです。
まき終わったら、「シナボーチ」でならして均一に。
「クルバシー」ですじをつけて砂のかわきをよくする!
先生がやると、こんなにきれいになります。
砂がかわいたら、「ユシ」で集めるよ!
力いっぱい押す!!
ヨイショ!「オーダー」で集めた砂を運びます。
上手!
集めた砂はドラム缶へ
これで、もっとたくさんの砂が入るよ!
海水を上から加えます。砂についた塩分+海水でとても濃いかん水のできあがり!
かん水は、ろ過されてドラム缶の下からでてきます。
塩分を測ります。すごいしょっぱい!このかん水を炊いていきます。
水分を飛ばして、塩をすくいます。
ほぼ、できあがり!あとは寝かせてにがりを取ります。
〜干潟観察〜
砂がかわくまでの間に、干潟観察を行いました!
さっそくへんなもの発見!ウミガメのおなかの骨です。
おなじみのオキナワハクセンシオマネキも群れで出迎えてくれました。
「なんかゾロゾロきたな・・・」byトントンミー(ミナミトビハゼ)
マングローブの中を進みます。
先生からマングローブの種類、特徴などを教わります。
一際目を引くのは、タコ足のような根を持つヤエヤマヒルギ。
ヤエヤマヒルギの胎生種子(たいせいしゅし)
こちらは、放射状に地面からタケノコのようにのびる筍根(じゅんこん)を持つヒルギダマシ。
もともと、この地域には分布していなかったようですが・・・
ヒルギダマシの花
ヒルギダマシの実
葉からいらない塩分を出します。塩の結晶が白く光っているのが見えますか?
塩分の高い環境でくらすために進化したのですね。
さらに進んで開けた場所へ
タマガイのなかまの卵嚢(らんのう)。別名スナヂャワン。
食べるとおいしいアラスジケマンガイ。殻が緑がかっているのは生きている証拠だそうです。
ミナミコメツキガニ。群れを作って移動し軍隊ガニとも呼ばれます。
砂の中の有機物をこしとって食べ、残りをダンゴにしてすてます。
カニからすれば食事を邪魔され、さぞ迷惑だったでしょう(汗)
なかなか完全な姿はお目にかかれない、ユムシのなかまを目ざとく掘り出した子も。
干潟の掃除屋さんです。
子どもたちは、かわいいと言っていましたが・・・
最後に、樹齢100年以上とも言われるオヒルギの林にむかいます。
人と比べるとその高さがわかると思います。
林の中を進むとちょっとした探検隊気分です。
これほどのオヒルギの林はそうそうありません。屋我地島の貴重な財産です。
林の中で見つけたドロアワモチのなかま。これでも貝のなかまですよ。
シレナシジミ(右)。アラスジケマンガイ(左)と比べるとその大きさがよくわかります。
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さて、炎天下での塩づくり&干潟観察はなかなか大変だったと思いますが、子どもたちは元気で、大人たちの方が疲れているようにも見えました(笑)。お疲れ様でした。
講師をして下さった塩田のみなさん、屋我地エコツーネットのみなさん、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします!
次回は明日、みんなが楽しみにしている源河川歩きですが・・・天気が心配です。
晴れますように!
(NM)