その1から続きます。
研修会と懇親会が終わった後は、おなじみのナイトツアー?に出かけてみました。
全くのノープランでしたが、やっぱり久米島に来たからには、久米島特有の生きものが見たいなぁ〜
ということで、何となくあたりをつけて足を運んだところ・・・
会えました!ラッキー!
クメトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae yamashinae です。
沖縄本島にすんでいるクロイワトカゲモドキの亜種で、絶滅危惧IB類(沖縄県RDB・環境省RDB)に指定されています。
ちなみにクロイワトカゲモドキは琉球列島に5亜種生息していますが、すべて天然記念物(沖縄県・鹿児島県)になっています。
なんで名前がトカゲモドキ?という素朴な疑問が出てきますが、トカゲモドキはヤモリのなかまであるにも関わらず、トカゲのような特徴も持ってることからきているようです。多くのヤモリがまぶたを持たない(たまに舌で目をペロッとなめてそうじする)のに対して、トカゲモドキはまぶたを持っています。
顔アップ。りりしいです。恐竜みたいですね。
爬虫類好きには大人気なようですが、その理由も納得です。
目が黄色っぽいのがクメトカゲモドキの特徴の一つだそうです。
こちらは、一度尾が切れて再生した個体。
再生した尾もおしゃれですね。
後ろ足のあたりに何かゴミが・・・と思ったら虫でした。
サシチョウバエの一種で、血を吸っているとのこと。
他のトカゲモドキもよく見るとみんなサシチョウバエにさされていました。
かゆそう・・・他人事じゃないんですけどね(汗)
↓ ちなみに沖縄本島のクロイワトカゲモドキはこんな感じです ↓
【参考】クロイワトカゲモドキの成体(大宜味村)
目が赤っぽくて、体にはクメトカゲモドキのようなシマが入っていません。
【参考】クロイワトカゲモドキの幼体(名護市)
さて、この場所では、計4個体のクメトカゲモドキを見ることができました。
全くの情報なしで足を運んだにしては上出来です。
今回は久米島の代名詞ともいえるクメジマボタルの時期は終わっていたので、次回訪れるときは、ぜひ見てみたいですね。
〜〜〜オマケ〜〜〜
同じ場所にいたオカガニ?
足がいくつか足りないようですが・・・
ガンバレ!
(NM)