日々のなごはく。

名護博物館ブログ

2014年度 「ぶりでぃ子ども博物館」の前半をふりかえる!

毎年、市内小学5年生を対象に行っている連続講座「ぶりでぃ子ども博物館」。

今年は、台風の影響で延期続きになったりもしましたが、これまでに無事5回を終えました。
なかなか紹介する機会がなかったので、軽くふり返ってみます。

その1 開講式&「紙すき」講座 7/24 

まずは、開講式。一年間一緒に講座を行う仲間たちへの自己紹介。
今年は例年より参加者が少なく、さびしい感もありますが、人数が少ないならではの強みもあります。

ミキサーでドロドロの状態にした牛乳パックを水に混ぜ、すくいとって紙を再生します。
これがなかなかムズカシイ。


子どもたちの作品。
講座修了のときには、この紙で修了証書が作られる予定です。

その2 稲作「田植え」講座 8/19

今年は、我部祖河の水田にお邪魔して稲作体験をさせてもらっています。

右下にあるのは、昔使われていた苗を植えるための目印をつける道具「ゴールー」。
このような昔ながらの道具について学ぶことも大事な目的の一つです。

「ケンナワ」をぴんと張って、それに合わせて一列ずつ手で苗を植えます。

その3 川「源河川あるき」 8/21

子どもたちに一番人気の源河川あるき。
まずは昼ごはんのカレーを食べるために、薪を集めて炊飯から。


川の生物探し。
源河川沖縄本島でも指折りの清流で、豊かな自然が残されているのは、先人たちが必死で守り残してくれたからです。


最後は、支流を上って上流の滝を目指しました。
子どもたちの秘めたる野生が解放される瞬間!
きっと、一生忘れられない思い出になったのではないかと思います。

その4 稲作「草とり」講座 9/13

連続講座の中でも、地味な印象を受ける「草とり」講座。
しかし、稲を育てる上で欠かせない作業です。
8月に植えた苗の成長具合はいかに?


昔ながらの除草機使用体験。
といっても、管理が行き届いていて、ほとんど雑草はありませんでした。


何かいるよ!
田んぼにいる様々な生きものも見つけながら、楽しく草とりができたと思います。
今年は、台風の影響で収穫が遅れ、稲刈りは12月に入ってからかもしれません。

その5 山「名護岳あるき」講座 10/18
一番最近に行った講座なので、少しだけ多く紹介。
名護市青少年の家の坂下さんに案内して頂き、名護岳の散策道を歩きました。


「根元で分かれているのは、一度切られた木なんだよ」
炭焼きなどで山が利用されていた歴史も説明する坂下さん。


見つけたよ!リュウキュウルリモントンボ!


お昼ごはんの後は、ビンゴ形式のネイチャーゲームに挑戦!
身近にある自然のものを探して、そろったらビンゴです。
これは大人気でした。


最後はいよいよ、山頂を目指して斜面を登ります!


途中で。「ここに炭焼き釜の跡があるんだけど・・・わかるかな?」
う〜ん、写真だとますますわかりません(笑)


山頂到着!自分の学校を見つけたよ!


「ハイ!シーサー」で記念撮影(笑)

さて、残る講座は、塩づくり&干潟観察、稲作の稲刈り・脱穀、黒糖づくり、トーフづくりです。
塩づくり&干潟観察は、本来はもう終わっている予定でしたが、台風のため延期となっています。
寒くなってくると開催が難しい講座なので、早めに行いたいところですね。

(NM)