先週末に、名護博物館友の会のイベントで山野草観察 & 試食会を行いました!
試食したタラの新芽の天ぷら
旧源河小学校に集合し、講師のHさんの案内のもと、まずは敷地内にある食べられる野草から観察していきます。同時に食べたらまずい毒草も教えてもらいます。
博物館で飼っているウサギのウサコも大好き、アキノノゲシ。
ヒージャー(ヤギ)汁の定番、フーチバー(よもぎ)
これは毒草で食べられない、シマキツネノボタン。
食べられるミツバと似ているので注意!
旧源河小学校の庭だけでも十分生きていけそうなほど、色々な野草は観察できましたが・・・
飽くなき探求心をもつ一行は、新たな野草を求めて場所を移動!
名護市の誇る清流、源河川沿いにやってきました。
この時期の水はとても澄んでいます。
タラノキ。新芽は天ぷらの定番です。
野草を採るときは、自然や次の人のことを考えて少しずつ採るのがエチケット。
新芽は一番若いものではなく、その次に若いものを採るのが基本なのだそうです。
リュウキュウイチゴが花をたくさん咲かせていました。
春には、おいしい実をたくさんつけてくれるでしょう。
ウラギンツルグミ。葉の裏が銀色。
この実も、もう少ししたら赤く熟して食べられるでしょう。
ルリハコベ。これは毒草です。
ムラサキカッコウアザミ。
細かい毛がたくさん生えていて、草刈などのときに手で払いのけると、チクチク痛んだり、かぶれたりするそうです。
注意しましょう!
さて、十分野草を観察した後は、学校に戻り、家庭科室で調理の時間です。
調理は、友の会員でもある講師Mさんの指導のもと、分担して行いました。
おなかがすいていたので、みなさんの手の速さも1.5倍速(体感)です。
Mさんが、何も採れなかったときの保険として自宅の庭に生えているツルナをたくさん持ってきてくれました。
ツルナは、ハマホウレンソウとも呼ばれていて、食べるとホウレンソウと似た味、食感でおいしいです。
葉をちぎっていきます。
ツルナの葉を茹でた後に水きりして、半分は細かくきざんで混ぜご飯に。
もう半分はパスタに使いました。
林道で採ったタラノキの新芽、シマグワの葉などを天ぷらに。
出来上がった料理の一部。
左下:ゴウシュウタニワタリの味噌炒め
まん中:ホウビカンジュを使ったパスタ
右上:タラの新芽、シマグワなどの天ぷら
ご飯:ツルナの混ぜご飯
おいしく頂きました!
イベント名は試食会となっていますが、十分おなか一杯になる量がありました。
食べ終わった後に、片づけをして解散。
講師のお二人、下準備から当日の案内・指導まで、どうもありがとうございました!
とても勉強になりました。
(NM)