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名護博物館ブログ

写真展「大浦湾の生きものたち」終了しました!

先週末まで、写真展「発見!ワッター海の自然 大浦湾の生きものたち2017」を開催していましたが、1,000名以上の方に来場頂き、好評のまま終了することができました。
その様子を少し振り返りたいと思います。


名護市の東海岸にある大浦湾は、5,000種以上の生物が見つかっている国内でも有数の生物多様性ホットスポットで、新種や国内初記録種もたくさん見つかっています。

この展示会は、大浦湾を活動拠点にするダイビングチーム「すなっくスナフキン」の皆さんが撮影した1,000点以上の写真を主に紹介したもので、名護博物館で開催するのは5回目です。
これまでにもこのブログで何度も紹介していますが、その展示内容は毎回少しずつ違います。
(すなっくスナフキンのホームページはこちら


今回は、大浦湾で見られる巨大オオイカリナマコの実物大ぬいぐるみが初登場!メンバーのCさんによる手作りの力作だそうです!
長さが3m以上もあるというのでおどろきです!


さわれる貝類標本や記念撮影用の顔はめパネル。
子どもたちに大人気!


水槽には、大浦湾から出張してきたヤドカリやウミウシなどが。


博物館からは、マングローブ(メヒルギ)のレプリカやマングローブ林の中で見られるオキナワアナジャコのはく製などを出展。
アミメノコギリガザミの大きさにおどろいたお客さんも多かったようです。



開催期間中の行ったミニお話会(川・海の話)も好評でした。


なお、今回はわんさか大浦パークにも協力して頂いて同パークで写真を展示しました。
(わんさか大浦パークのホームページはこちら


名護博物館会場の展示の最後では、現在の大浦湾の現状が紹介されました。

名護市のそして、県、国の大事な宝とも言える自然豊な大浦湾ですが、現在米軍普天間基地の代替施設の建設が始まっているのは多くの方の知るところだと思います。
すなっくスナフキンの皆さんが活動していたダイビングのポイントのいくつかも現在は入れなくなっています。

建設が進めば、大浦湾の自然は少なからず失われます。
その事実が今、否応なしに突きつけられています。

(NM)

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