日々のなごはく。

名護博物館ブログ

名護 いまむかし2

ひんぷんガジュマルは、樹齢およそ320年。
1695年に名護間切番所が東江の銭ヶ森のふもとから現在の名護博物館の位置に移りました。
その時期以降に詠まれたとされる琉歌に松の木に着生し共生している様子が表現されています。
当時は、松の大木にガジュマルが気根を巻きつけているのが町の入り口のちょっとした名所だったようです。抱きつかれていた松の木は絞め殺されたのかすでに無くガジュマルだけが堂々と枝葉を広げています。

ちょっと高いところからひんぷんガジュマルを見てみましょう。


電柱や電線がちょっと邪魔ですね。(2017.08.22撮影)

ほぼ同じ位置で今から50年くらい前の様子。


1960年代のひんぷんガジュマル周辺(名護市史編さん「名護・ひとびとの100年」より)

60年代は、2階建ての建物も少なくてセメント瓦の家屋が多いですね。
そのせいか道路が広く感じられます。(Y.T)