本日5月10日から16日までは、バードウィーク(愛鳥週間)です!
名護博物館では、バードウィークの特別展示として、昨年度に作製したコアホウドリのはく製を常設展示室に展示します。
翼を広げると2m近くになるコアホウドリのはく製
このコアホウドリは、昨年8月の台風後に名護漁港で保護された3羽のうち、残念ながら衰弱して死んでしまった1羽を当館が譲り受け、はく製にしたものです。
他の2羽は無事海へ帰ることができ、新聞等でも報道されました。
死んでしまったのは残念ですが、はく製として残すことで貴重な記録になります。
また、多くの方に実物を見て何かを感じ取ってもらうことによる大きな教育的効果もあります。
コアホウドリは、繁殖期以外はほとんど海の上でくらしている海鳥です。
国内では、小笠原諸島で繁殖が確認されていますが、沖縄ではたまに迷いこむ程度です。
このコアホウドリは、台風の影響で迷いこんでしまったようですね。
ちなみに、上の写真は展示前に記録用で撮影したものなので、実際の展示とは少しちがいます。
バードウィーク特別展示は、5月末まで行いますので、多くの方のご来場をお待ちしています。
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さて、暖かくなるこの季節、野鳥たちも様々な場所で子育てを行います。
先日、名護市内で落ちていたメジロのヒナのことを紹介しましたが(こちら)、身近な場所でも鳥たちの子育ては行われています。
そして、不幸なことに、鳥たちが活発に動き回るこの時期に、車などにぶつかって死んでしまう事故もよくおこります。
バードウィークは、鳥を通して身近な自然に関心を持ってもらうことを目的としてつくられた週間です。
この機会に身近な野鳥や自然に目を向けてみてはいかがでしょうか。
(NM)