今日(10/3)の嘉津宇岳では、今シーズン最高の2,600羽超のアカハラダカの渡りを観察することができました。
Flock of Chinese Sparrowhawks (Accipiter soloensis) , Mt. Katsuu Nago Okinawa, 3rd October 2019.
昨日は100羽程度しか観察できず、森の中にタカたちの気配もなかったので、今シーズンの渡りはもう終わりかな?と思っていたところだったのですが、どうやらまだ続くようです。
これまでの調査から、10月10日前後まではアカハラダカの大きな群れが十分見られる可能性があります。
数が多くて現場でのカウントはムズカシイ!
・・・ということで、毎年恒例の写真によるカウントチェックを行ったところ、今日最大の群れは1,000羽強でした。
上の写真は、その群れの一部です。
群れが巨大なため、一枚の写真に納まりません!
拡大しないとよくわからないのですが、上の写真では700羽超のアカハラダカが写っています。
この写真は別の群れで、600羽超です。
見やすいようにコントラストを強めにしています。実際はこんな風にはっきりとは見えません。
旋回して高度を上げたタカたちは、南に向けて一斉に渡っていきました。
さて、今年はなかなかアカハラダカの大きな群れが見られず、このままシーズンが終わってしまうのかな・・・と少し心配だったのですが、今日一日だけで、これまでの渡りのカウント数合計を大幅に上回りました。
一日でこれほど多くの群れが嘉津宇岳で見られたのは、ここ数年なかったはずです。
一方、今日の名護岳は雲がかかり、アカハラダカの群れはあまり見られなかったようです。
タカたちとの出会いは、まさに一期一会ですね。
渡りのピークは明日も続くのか、それともこのまま落ち着いてしまうのか、明日の調査にも期待です!
(NM)