日々のなごはく。

名護博物館ブログ

いったい何人描かれているの?・・・ Part4

度々話題にしている集落図です。

今回は、荷馬車です。

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馬で荷車を牽く

 

上の図では草?藁?を積んで運んでいる様子が描かれています。

馬もそれほどおおきい種類ではないようですので、

在来馬かと思われます。

 

やんばるでは、馬はとても有用な家畜だったようです。

田畑を耕すことや、荷物を運ぶということに1960年代までよく使われていたようです。

 

農耕なら牛が・・・とも思いますが、

小回りがきいてよかったそうです。

牛は、力が強いので深い田があるところでは

田を鋤くのに使った(名護市史刊『民俗2』p.192)と記述がありました。

 

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名護博物館での馬と荷車の展示

名護博物館の展示室には、

最初の図にあるような雰囲気で馬と荷車が展示されています。

図から抜け出してきたようです。

馬は在来の宮古馬。

荷車も実際に使っていたものです。

車輪が自動車のタイヤに替えられていて

少しだけ近代的な雰囲気です!? ・・・しないか!(Y.T)

 

※現在、常設展示室は公開休止中です。

 

過去の記事

Part 3→  http://nagohaku.hatenablog.com/entry/2020/01/22/115852

Part 2→ http://nagohaku.hatenablog.com/entry/2020/01/15/234400

Part 1→ http://nagohaku.hatenablog.com/entry/2020/01/04/210337