年度末の業務に追われていますが、前回の記事(こちら)で紹介した資料整理は平行して継続中です。
約36年前に作られた常設展示用の昆虫標本。
その一つ一つを撮影し、ラベル等の内容を記録します。
お手伝いに来てくれるメンバーも増え、作業効率も上がり大助かりです。
現博物館には作業をするための部屋がないので、展示室に即席の撮影セットを設置。
常設展示室は、温湿度や照度条件が理想的な環境とは言えませんが、ケースの密閉性が高かったためか、30年以上経過しても標本はとてもきれいな状態です(色落ちはありますが)。
それでも、ちょっとした振動などで脚(あし)などがポロッと取れてしまうことが・・・!
そんなときは、顕微鏡をのぞきながら接着剤で修復します(手がプルプル!)。
手先の器用さと焦らず地道にコツコツ作業を進める根気が必要な作業です。
常設展示室の昆虫標本については、ようやく1/3が終わりました。
この調子で作業を進めていきたいところです。
(NM)