「平良孝七展Vol.5 カンカラ三線」無事終了しました。
来場していただいた皆様に御礼申し上げます。
また、今回来場できなかった皆様も、次の機会に来場していただければと思います。
名護博物館ギャラリーは、新館建設の準備の為、本年度で終了いたします。
そのため平良孝七展の次回の開催はどのようにするかまだ未定ですが、できれば開催したいと思います。その際はぜひご高覧下さい。
名護博物館ギャラリーでの次の展示は、
上野英信33年忌記念展示会
「上野英信と『眉屋私記』」
2019年11月15日(金)ー11月24日(日)
10:00 - 18:00
名護博物館ギャラリー 入場無料 休館日:11月18日(月)
主催:名護博物館、上野英信三十三年忌記念事業実行委員会
協力:福岡市文学館(福岡市文学振興事業実行委員会)
問合せ先:名護博物館 0980-53-1342
上野英信(うえのひでのぶ)
1923年(大正12年)山口県に生まれる。1947年(昭和22年)京都大学支那文学科を中退して炭鉱に入り、1957年(昭和32年)まで海老津炭鉱、高松炭鉱、崎戸炭鉱等で坑夫として働く。その頃から炭鉱労働者の文学運動を組織するとともに、炭鉱についてのルポルタージュを書き続けた記録文学者。1987年(昭和62年)11月21日逝去。
著書に『せんぶりせんじが笑った!』『親と子の夜』『追われゆく坑夫たち』『日本陥没期』『地の底の笑い話』『天皇陛下萬歳ー爆弾三勇士序説』『骨を噛む』『日本陥没期:地底に奪われた死者たち』『出ニッポン記』『廃鉱譜』『火を掘る日日』『ひとくわぼり』『眉屋私記』などがある。
『眉屋私記』(まゆやしき)
上野英信の晩年の代表作。沖縄本島北部、屋部の山入端一族(屋号:眉屋)の生きざまを通して、近代沖縄民衆の歩みを描いた長編記録文学。
1908年(明治41年)に炭坑移民でメキシコに渡り、その後メキシコ革命の戦乱をくぐり抜けてキューバに渡った山入端萬栄の生涯をタテ糸に、家と家族を護るため辻遊廓に売られた姉妹、特に末妹のツルの生涯をヨコ糸に一族の歴史を描いている。1984年12月に第5回沖縄タイムス出版文化賞(正賞)受賞。1984年3月31日には那覇で、翌4月1日には屋部公民館で出版祝賀会が開催されている。
(Y.T)