今日(10月6日)は、朝からどんよりとした曇り空でしたが、9時前になってようやく晴れ間が広がり始め、渡っていくタカの姿を見ることができました。
名護岳では10月3日からサシバの姿が確認されていますが、嘉津宇岳でも今日サシバの姿を初確認し、16羽の渡りをカウントしました。
アカハラダカの渡りは38羽のみでした。
アカハラダカの群れ(2018年10月6日 嘉津宇岳)
今年もアカハラダカの秋の渡りが見られる季節が近づいてきました。
アカハラダカの渡りのピークは、大体9月下旬頃にやってきます。
今年も下記のとおり、嘉津宇岳の展望台で観察会を行いますので、ぜひ足をお運びください。
【アカハラダカ渡り観察会】
日時:2018年9月23日(日)、24日(月)午前7時〜9時
場所:嘉津宇岳登山道入口前広場(Googleマップで見る)
講師:嵩原建二(沖縄野鳥研究会) 村田尚史(名護博物館)
※ 事前予約などは必要ありません。
※ 双眼鏡をお持ちの方はご持参ください。
安全面は自己管理で十分気をつけてご参加ください。
去年の観察会で見られたアカハラダカ群れ (2017年9月24日)
早いものでもう9月です。
今年もアカハラダカ・サシバの渡り調査の時期が近づいてきました。
朝の上昇気流にのって旋回するアカハラダカの群れ(2016年9月25日 嘉津宇岳)
名護博物館と名護博物館友の会は、毎年9月から10月にかけて、北から南へ渡っていくアカハラダカ、サシバのカウント調査(名護岳・嘉津宇岳)を早朝に行っています。
よく晴れた日の朝、ときに数百〜千羽単位のタカたちが渡っていく光景は圧巻です。
興味、関心のある方は、ぜひ調査に参加してみてはいかがでしょう?
専門的知識はなくても大丈夫です。
まずは、今年の調査を始めるにあたって、事前学習会を下記のとおり行います。
タカの生態や調査方法などの基本的な知識を、調査メンバーで共有するためのものです。
どなたでも参加できるので、お気軽に足をお運びください!
【アカハラダカ・サシバ渡り調査 情報交換・事前学習会】
日時:2018年9月13日(木)午後6時〜(7時頃まで)
場所:名護博物館
講師:嵩原建二(沖縄野鳥研究会・名護博物館友の会)
【問い合わせ】
名護博物館学芸員 村田尚史
TEL:0980-53-1342
メール:nagohaku-info@city.nago.lg.jp
去年、沖縄県立博物館・美術館の企画展「やんばるの森の美写真展」に出展させて頂いたことはこちらの記事で紹介しましたが、その際に作って頂いた私の写真のポストカードの種名が間違っているとのご指摘を受けました。
該当するポストカードの写真はこちらとなっております。
ポストカードには、「カスリテナガエビ」と書いてありますが、
正しくは「マガタマテナガエビ」となります。
間違えてしまい、申し訳ないです。
お詫びと訂正をさせて頂くとともに、なぜ間違えてしまったのか、その理由を記事で紹介したいと思います。
そんな言い訳するな!という方はスルーして頂ければと思いますが、分類学的なウンチクも多少含まれますので、興味のある方もいるかも・・・しれません。
実はこの「マガタマテナガエビ」は、つい最近オンラインジャーナルの論文(こちら)で和名が発表されたばかりのホットなテナガエビの一種なのです。
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