日々のなごはく。

名護博物館ブログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

新しい博物館の展示準備進行中!

新しい博物館の本館が9月に完成し、展示物の制作・設置作業に移って早2ヵ月ほどが経過しました。 新館本館の外観(2022年11月) 年度内に主な展示物の設置作業を完了し、3月のプレオープンを目指して邁進しております! 私たちは、管理のために新館と旧館を…

今年はドングリ豊作の年

今年の秋はドングリが豊作の年と言われています。 ドングリをつけるイタジイ(2022年10月18日 名護岳) 名護・やんばるの森で主に見られるドングリのなる木は、イタジイ(オキナワジイ、スダジイ)、マテバシイ、アマミアラカシ、オキナワウラジロガシの4種…

リュウキュウオオコノハズク 翼の標本

先日、名護市内からフクロウ類のバードストライク情報が同じ日に2件続けて当館に寄せられました。 バードストライク(鳥類の人工物への衝突事故)で多いのは、鳥たちには見えないガラスにぶつかる事例です。1件はしばらく休んで無事に野生復帰、もう1件は動…

皆既月食・天王星食

皆さんは先日の皆既月食と天王星食をご覧になったでしょうか? この日、名護市内では夕方曇り空でしたが、皆既月食と天王星食のピークにあたる20時前から21時頃にかけてはすっきりと晴れ、きれいに観察することができました。 皆既月食(2022年11月8日 名護…

迷いトンボ

最近、夕方になると建物内に迷いこんでくるトンボを見かける機会が多かった気がします。現在、新博物館づくりに伴って新館と旧館を行ったり来たりしていますが、9~10月の間に新館で2回、旧館で2回迷いトンボを見つけました。 カトリヤンマ♀(2022年10月29日…

秋の嘉津宇岳2022 その2 アカハラダカ・サシバ渡り調査

今週に入って、まとまったアカハラダカの群れが観察され始めました。 アカハラダカの群れ(2022年9月22日 嘉津宇岳) アカハラダカのオス成鳥(2022年9月22日 嘉津宇岳)

秋の嘉津宇岳2022 その1 アカハラダカ・サシバ渡り調査

今年もタカの渡りのシーズンを迎えました。 アカハラダカ幼鳥(2022年9月15日 嘉津宇岳) 例年どおり、名護博物館友の会等の関係者と協力して、名護市内におけるアカハラダカ・サシバの渡り調査を行っております(名護岳・嘉津宇岳)。 このブログでは、私が…

常設展示室の片付け

新博物館本館の完成予定が来月に迫っています。建物の完成の後は、展示物の制作や設置を行っていく予定です。 先日は、資料の引っ越しに備えて、現博物館の常設展示室の一部が片付けられました。 片づけられた常設展示室(2022年8月)

黄昏に染まるターブク

黄昏時の水田(2022年8月 名護市川上) 先日、名護市の羽地川上を通りがかったときに、2期目の田植えが終わった水田(ターブク)が目に入りました。 沖縄は気候的に稲作の2期作が可能です。以前は、この時期に子ども対象の稲作講座を行うのが毎年の恒例でし…

新館の展示背景写真のロケハン

現在、新館の建物を建設中ですが、同時並行で展示制作も進めています。先日は、展時背景に使う写真を撮影するため、カメラマンの方と一緒にロケハンに行ってきました。 海岸の琉球石灰岩(2022年6月24日 本部半島) この日は、梅雨明けの青空で視界も良く、…

小学校の出前授業(名護市内河口域)

こんにちは。沖縄では梅雨が明け、夏らしい空模様が見られるようになってきました。 先日は青空の下、地元の小学校の総合学習で、身近な川の河口域の野外授業に足を運びました。 水際で生きものを探す(2022年6月24日 名護市内) なごはくサポーターの方々の…

なごはくサポーター研修&新館屋外作業

今年度のなごはくサポーター研修の第一回目を行いました。 なごはくサポーター研修(2022年5月19日)

野鳥観察会改め野鳥勉強会

先週から今週にかけて愛鳥週間で、名護博物館友の会では野鳥観察会を予定しておりましたが・・・ 野鳥勉強会(2022年5月14日 名護博物館)

大型クジラの骨、いよいよ出発

新博物館の展示にむけてリニューアルするため、いよいよ展示室の大きなマッコウクジラの骨を運び出す作業を行います。来週一杯をかけて、展示室の壁を一部壊し、パーツごとに骨を降ろしてコンテナに積み込み、県外の専門業者のもとへ運ぶ計画です。 骨のクリ…

野鳥の子育てシーズン到来

先月から名護博物館のまわりで野鳥たちが産卵・子育てをしている気配があります。 オキナワシジュウカラのヒナ(2022年4月16日 名護博物館) 今日は、窓の前にある木の上に、巣立ち直後のオキナワシジュウカラのヒナが数羽いました。親鳥に誘導されて、かわ…

新博物館屋外作業など

あっという間に3月、年度末になってしまいました。忙しい日々が続いております。 さて、今日は新博物館の屋外作業の日(今年度最後)でした。 「名護博物館友の会」や「なごはくサポーター」、その他関係者の協力も頂きながら、新博物館の屋外作業を定期的に…

友の会のホエールウォッチングツアー

伊江島沖のザトウクジラ(2022年2月11日)

卵からふ化!モクズガニのゾエア幼生

観察中のモクズガニの卵(先週に下の記事で紹介)ですが、昨日からふ化が始まりました! ふ化したモクズガニのゾエア幼生(2022年2月1日) 一般的に生まれたてのカニの子ども(幼生)は、親とは全くちがう姿形をしています。 卵からふ化した幼生は脱皮をくり…

スズムシソウの一斉開花、桜と共演

少し前に紹介した、6年周期で一斉開花するコダチスズムシソウ(セイタカスズムシソウ)。 前回紹介したのは嘉津宇岳でしたが、少し前に、加えて八重岳周辺(本部町)に足を運んだところ、群落の一斉開花がピークを迎えていました。ちょうどカンヒザクラも開…

モクズガニの卵の発生観察中

下の記事で取り上げたモクズガニの抱卵♀から拝借した卵について、その後も経過観察を続けています。 モクズガニの卵(2022年1月28日) 卵の中に幼生の眼がはっきり見えています。

産卵シーズンのシリケンイモリ

名護博物館友の会&なごはくサポーターのSさんのご自宅付近の畑に作られたビオトープにオキナワシリケンイモリ Cynops ensicauda popei が集まっているという情報があり、様子を見せてもらいました。 今はちょうどシリケンイモリの産卵シーズンです。オキナ…

ウリガイ、産卵のために川を降りる

沖縄でも寒い日が続いております。先日の夜、名護市内の河口域干潟を少しだけ歩きました。 目的は・・・ 河口域で歩き回るモクズガニのオス(2022年1月 名護市内) ・・・上の写真のモクズガニです。

新館で展示予定のザトウクジラ・シャチ骨格出発!

新しい博物館で展示予定のザトウクジラ、シャチの全身骨格を展示用に加工するため、骨の搬出作業を行いました! 新しい建物はまだ完成しておりませんが、鯨類骨格を組んで展示するためには、大変高度な技術&時間のかかる作業が必要なため、京都の業者さんに…

謹賀新年 2022年

明けましておめでとうございます。 名護博物館は、新館建設に伴い現在一時休館中となっております。今年は、新しい建物が完成予定で、展示制作などでも大きな節目の一年となります。 新館オープンを目指して、職員一同力を合わせて頑張りますので、よろしく…