こんにちは。沖縄では梅雨が明け、夏らしい空模様が見られるようになってきました。
先日は青空の下、地元の小学校の総合学習で、身近な川の河口域の野外授業に足を運びました。
なごはくサポーターの方々のご協力も頂き、子どもたちと一緒に生きものを探しました。
河口域は、潮の満ち引きによって川に入ってくる海水と、上流から流れてくる淡水が混じりあう場所(汽水域)です。
この川の河口域では干潟(ひがた)も見られ、マングローブもまばらに生えています。
シオマネキのなかまが、これでもかというほどたくさん見られました。
以前に比べると、干潟の環境がより泥っぽくなったように感じます。観察された種を毎年メモしておりますが、前は見つからなかった種がたくさん見られるようになりました。
同じ場所で地道に観察を続けることで、見えてくることがあります。
子どもたちが見つけてきたヒメツバメウオの幼魚。
生きものを探すその目ざとさにいつも驚かされます。
なお、ヒメツバメウオも以前は沖縄島ではめずらしいとされていた種ですが、今では普通種といって良いほどよく見られるようになりました。
干潟でよく見られるテッポウエビのなかま。テッポウエビの代名詞でもある大きなハサミは取れていますが・・・
観察が終わった後、生きものは元の場所へ返しましたが、名残惜しそうな子もたくさんいました。
地元の川なので、ぜひ保護者の方と一緒に生きもの探しに再チャレンジしてもらいたいですね。
なお、今回紹介した写真のほとんどは、なごはくサポーターのOさんに提供して頂きました。サポーターの皆さん、ありがとうございました!
(NM)