日々のなごはく。

名護博物館ブログ

新館の展示背景写真のロケハン

現在、新館の建物を建設中ですが、同時並行で展示制作も進めています。
先日は、展時背景に使う写真を撮影するため、カメラマンの方と一緒にロケハンに行ってきました。

海岸の琉球石灰岩(2022年6月24日 本部半島) 

この日は、梅雨明けの青空で視界も良く、海も濁っておらず、最高のロケハン日和でした。

新館の海のコーナーの一角に、上の写真の場所のような環境を再現した小規模ジオラマを展示する予定です(全く同じ環境ではないですが)。

モデルの一つである上の写真の場所は、2010年代の中頃は漂着ゴミがとても多かったのですが、先日足を運んだ際には一切ありませんでした。

地元の方や訪れる方が、ビーチクリーニングを精力的に行っているという話は人づてに聞いていましたが、これほど美しく保たれているとは思いませんでした。

素晴らしい景観でした。

海草藻場(2022年6月24日 名護市内)

その後も海から山までいろいろと回り、最後に海の中に潜って海草藻場(うみくさもば)を見てきました。当館にはジュゴンのレプリカと骨格の展示があり、現博物館では背景に絵画を使用していましたが、新館では写真使用を検討中です(ジュゴンは海草を食べます)。

自然の写真は、撮影技術はもちろん大事ですが、技術ではコントロールのしようがない天候や海況などの影響をもろに受けます。

本撮影のときにも、素晴らしい条件が揃ってくれるよう祈るばかりです!

(NM)