2020-01-01から1年間の記事一覧
当館で約10年間飼育していたフナが今日の朝永眠しました。 羽地大川のフナ(2010年~2020年まで飼育) このフナは、2010年4月11日に市民の方から寄贈されたもので、2008年に羽地大川で釣りにより採集されたものです。 上の写真は、寄贈後間もない2010年に撮…
今年も名護市内の沢(源流)でリュウキュウアカガエルが産卵しています。 リュウキュウアカガエルのオス(2020年12月24日 名護市内)
約400年ぶりの木星と土星の大接近、皆さんは観察することができたでしょうか? 最接近するとされた12月21日、名護市はあいにくの雨でしたが、翌日22日は比較的天気も良く、19時前に名護博物館の玄関から空を仰ぐと、南西よりの低い空に並んだ木星と土星を見…
新博物館づくりに関連して、名護・やんばるのくらしや自然に関する様々な動画を撮影しています。 前回の記事(こちら)ではシイラ漁を紹介しましたが、今回は沖縄でおなじみの大衆魚、ミジュン(標準和名ミズン)を探しに出かけました! ミズン(沖縄県名護…
先日の夜、帰ろうと思って戸締りをしていると、事務所から出て目の前にビーチャーの死がいが・・・! ワタセジネズミ(沖縄名ビーチャー 2020年12月 名護博物館) とても新鮮な状態で、数時間前にはそこにはありませんでした。 耳から多少の出血があったので…
新博物館の地鎮祭が無事終わり、いよいよ建設工事が始まりました。博物館のメンバーは、資料整理や引越し準備等のほか、展示にむけての準備を進めています。 本格的な展示制作は建物ができてからですが、今年度は一部の展示物や映像制作、資料等データベース…
もうじき12月ですが、温かい日が続いている沖縄です。ドングリが実を付けるシーズンを迎えていますが、今年の実り具合はいかに・・・? アマミアラカシ(2020年11月 名護市内)
先日の夕方、名護博物館の中庭にウグイスがうずくまっていました。ぐったりとした様子でしたが・・・ ウグイス(2020年11月13日 名護博物館中庭) 中庭にある木の枝に留めてあげると、しばらくして元気になったのか飛び去って行きました。よかったよかった。…
毎朝続けている嘉津宇岳のタカ渡り調査では、10月14日をピークにサシバのカウント数も落ち着いてきました。 本日(10月21日)は33羽のサシバが渡ったのみで、終息が近づいているように感じています。名護岳でも同様の傾向が見られているようです。 サシバの…
毎朝のタカ渡りカウント調査を続けています。嘉津宇岳では、ここ数日の渡りの主役がアカハラダカからサシバへ完全にシフトしました。 鳴きながら飛ぶサシバ(2020年10月14日 嘉津宇岳)
あっという間に10月も半ばにさしかかっています。 先月のことですが、市内のいくつかの川へ水中観察に出かけたときのこと、 久しぶりのうれしい顔ぶれに会いました。 輝くようなブルーの体色が美しいコンテリボウズハゼのオスです。和名のコンテリ(紺照)で…
10月に入り、アカハラダカに加えてサシバが姿を現すようになりました。サシバはアカハラダカよりさらに朝早く渡っていきますので、6時台には現場に到着しています。 10月4日、6時過ぎに現場に着くと、ちょうど十六夜(いざよい)の月が嘉津宇岳のむこうへ沈…
ここ数日の朝は天気もよく、嘉津宇岳ではタカの渡りがコンスタントに観察されています。 アカハラダカのメス成鳥(2020年10月2日 嘉津宇岳)
新博物館の建設準備が着々と進んでいます。順調にいけば、今年中には建設工事に着工できる予定です。 さて、新館敷地は街中にありながらまとまった緑地が残されており、新館活動ではこの緑地を生かした活動を展開する予定であると本ブログ内でも紹介してきま…
本日(9/30)、嘉津宇岳では今年初のサシバとアサギマダラ(チョウ)を確認しました。残念ながら写真はないのですが・・・ アカハラダカは、9月23日に千羽弱の渡りをカウントしたのがピークで、その後は多くて一日に数百羽程度の確認に留まっています。 アカ…
先日小学校の出前授業で名護市内の川へ出かけたときのこと。さらさらと流れる瀬に網を入れると、エソハゼ Schismatogobius ninja が取れました。 この2 cmほどの小さなハゼ、学名に「忍者」と付けられているように水中観察で見つけるのはとてもムズカシイで…
少し前のことですが、今月の中頃、名護博物館の中庭に生えているヤエヤマネコノチチに沖縄県の天然記念物であるフタオチョウが訪れているのを目にしました。 ヤエヤマネコノチチに訪れたフタオチョウ(2020年9月17日 名護博物館中庭)
今年もアカハラダカの秋の渡りのシーズンを迎えています。名護博物館と同友の会などのグループは、毎年9月から10月にかけて、北から南へ渡っていくアカハラダカ、サシバのカウント調査(名護岳・嘉津宇岳)を早朝に行っています。 このブログでは、私の担当…
先日の夜、ペルセウス座流星群を見に行ったときのことです。途中で立ち寄った名護市内の農耕地でヒメフチトリゲンゴロウを見つけました。 ヒメフチトリゲンゴロウ(2020年8月 水槽内で撮影)
やんばるの星空とペルセウス座流星群(2020年8月14日 沖縄本島北部) 今月12~13日にピークを迎えたペルセウス座流星群。みなさんはご覧になったでしょうか? 私は12日、13日と続けて観察に出かけ、13日から14日へ日付が変わる頃になんとか写真に納めること…
今週土曜日、8月1日に名護市市制50周年を迎えます。1970年8月1日に名護町、屋部村、羽地村、久志村、屋我地村の5町村が合併し、名護市となりました。 名護博物館では、様々な困難をのりこえ合併に至る作業を行った合併促進協議会の方々の解散総会時の記念写…
昨日の記事で紹介したネオワイズ彗星。 インターネット上では、様々な方が撮影した素晴らしく美しい写真がたくさん紹介されています。 そんな写真を見ているうちに、もう一度観察・撮影したい衝動にかられ、今度は名護市から北上してやんばる(沖縄本島北部…
7月上旬に沖縄の新聞でも取り上げられたネオワイズ彗星。今年の3月に発見され、近年にない明るさということで話題になっています。しかも、次に見られるのは5千年以上先となると天文ファンでなくても見たくなるものではないでしょうか。 私も別に天文ファン…
新しい博物館づくりは昨年度に土地の購入や造成工事を終え、今年度からいよいよ建築工事を開始する見込みです。 新博物館の建設予定地は、今の名護博物館から車で5分圏内の市街地にあります。この場所は沖縄県の森林資源研究センターがあった場所であり、街…
水槽のオニヌマエビ(2020年7月5日) 名護博物館で2年ほど前から飼育しているオニヌマエビ Atyopsis spinipes。最近の定位置はフィルターの下の大きな石の上。水流が強くあたる場所です。
ヒナにエサを運ぶサンコウチョウのオス(2020年6月10日 名護市内) 前に紹介した名護市内で抱卵していたサンコウチョウ。6月はじめに無事ヒナが産まれ、親鳥は大忙しです!
名護市街地のすぐ近くで見られるホタル 前回、名護岳(名護中央公園)のホタルのことを書きましたが、写真をうまく撮影できなかったので、再トライしてみました。 日没後に舞う2種のホタル(2020年6月2日 名護市内)
先日の夜、名護岳(名語中央公園)のハイキングコースを歩いていたら、ホタルを見にきたという方に出会いました。 クロイワボタルの光(2020年5月26日 名護市内) 残念ながら、ハイキングコースではほとんど見られなかったのですが、その帰りに名護中央公園…
前回紹介したサンコウチョウが、卵を抱き始めたようです。 抱卵するサンコウチョウのメス(2020年5月22日 名護市内) 雨の中、巣から動かずにじっとしているメス。わりと開けた場所なので、ずぶ濡れ!・・・でも頑張ります!
初夏は多くの野鳥の子育ての季節。愛鳥週間の影響もあってか、5月に入ってからこのブログで紹介している野鳥のヒナや子育てに関する記事のアクセス数が増えています。 先日は、名護博物館友の会のOさんより、名護市内のサンコウチョウの巣情報が寄せられまし…