10月に入り、アカハラダカに加えてサシバが姿を現すようになりました。
サシバはアカハラダカよりさらに朝早く渡っていきますので、6時台には現場に到着しています。
10月4日、6時過ぎに現場に着くと、ちょうど十六夜(いざよい)の月が嘉津宇岳のむこうへ沈むところでした。
翌日ほぼ同じ時間に現場に到着すると、月はだいぶ高い位置にありました。
前日と同じように山の向こう側へ月が沈んだのは、7時過ぎでした。
上の写真では、朝早く登頂していた若い方が写っています。
月の前に来てもらえるといい絵になったと思いますが、そううまくはいきませんね。
早朝に月が見られるこの時期、運が良ければ月を背景に飛ぶタカの姿を写真に収めることができますが・・・
今年はそのようなラッキーな状況は残念ながらまだ訪れておりません。
アカハラダカの渡りはまだ続いていますが、ここ数日でめっきり数が少なくなりました。
アカハラダカの特徴である先の黒い翼ですが、太陽光の加減によってはよく見えません。上の一枚目ではわかりやすいですが、下は全体が影になっていて現場ではよくわかりませんでした。
遠くを飛んでいると大きさもよくわからなくなるので、シルエットや飛び方などで見分けることになります。
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さて、張り切って朝早く調査を開始しているものの・・・サシバの渡りはほとんど確認されていません(涙)
サシバの渡りが見られないわけではないですが、上の写真のようにアカハラダカに混じってポツリ、ポツリ・・・という感じです。
(一緒に飛んでいると、アカハラダカより一回り大きいサシバが目立ちますね)
名護岳でもまだほとんどサシバの渡りは観察できていないようなので、ピークはこれからのはずですが・・・
一方で、アカハラダカはこのまま終息してしまうかもしれないですねぇ・・・
なお、本日(10月6日)は快晴でしたが、風が強かったためかアカハラダカ・サシバともに姿は見かけたものの、渡りは確認できませんでした。残念!
まぁ、沈む月や昇ってくる太陽が見られたので、いいんですけどね!
(NM)