日々のなごはく。

名護博物館ブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

リュウキュウアカガエルの産卵地にハリガネムシ

今年もあとわずかとなりましたが、自然界に年末年始はないわけで・・・名護市内の川の源流では、リュウキュウアカガエルが産卵のシーズンを迎えています。 しかし、冒頭で紹介するのはカエルではなく、ハリガネムシです! ハリガネムシ(2021年12月11日 名護…

嘉津宇岳のコダチ(セイタカ)スズムシソウ一斉開花!

嘉津宇岳のコダチスズムシソウ(セイタカスズムシソウ)の一斉開花が始まっています! コダチスズムシソウ(2021年12月12日 嘉津宇岳)

彗星撮影にチャレンジするも・・・

今週は、レナード彗星、ふたご座流星群と天体好きな人には見どころの多い1週間だったのではないでしょうか。 私は、レナード彗星の撮影にチャレンジしましたが・・・結論から言えばダメでした! 名護の夜明け(東海岸側 2021年12月12日) 彗星が最接近したと…

スジイルカ骨格の掘り出し

今年の2月に当館が管理する敷地内の砂場に埋めたスジイルカの骨格を掘り出しました。名護市内の海岸に打ち上がった死がいから骨格標本を作るために大まかに徐肉して埋めておいたものです。 掘り出したスジイルカの骨格(2021年11月12日)

ミジュンの撮影、リベンジ!+話題の軽石

昨年のちょうど今頃、ミジュンの群れを撮るべく奮闘していたのですが、なかなかタイミングが合わず、撮れずじまいでした。 ミジュンって何?という方は、ぜひ下の記事をご覧ください。 最近になってようやく大きな群れに出会うことができました。 ミジュンの…

秋の嘉津宇岳2021 その5 アカハラダカ・サシバ渡り調査ほか(仮集計結果)

あっという間に11月になり、アカハラダカとサシバの渡り調査も一区切りつきました。 朝日を望む(2021年10月20日 嘉津宇岳) 10月の後半は、タカというよりは景色を見に現地に通っていたように思います。 朝日を浴びるサシバ(2021年10月20日 嘉津宇岳)

久々の出前授業(身近な川の学習)

小学校の出前授業(2021年10月 名護市内)

河口域の簡易魚類調査

少し前のことですが、久々に河口域で投網を投げました。名護博物館の近く、市街地の外れにある川です。 河口域で取れた魚たち(2021年10月 名護市内)

秋の嘉津宇岳2021 その4 アカハラダカ・サシバ渡り調査

今日の朝の嘉津宇岳は天気にも恵まれ、予想通り多くのタカの渡りを観察することができました。数日続いた雨で足止めされていたと思われるタカが一気に渡っていったのでしょう。 アカハラダカの群れ(2021年10月14日 嘉津宇岳)

秋の嘉津宇岳2021 その3 アカハラダカ・サシバ渡り調査

嘉津宇岳では、10月8日あたりから渡りの主役がアカハラダカからサシバに完全にシフトしたように思います。 サシバ(2021年10月9日 嘉津宇岳) 早朝のサシバ群れ(2021年10月9日) サシバの渡りはアカハラダカより早い時間帯に見られるため、6時台に調査を開…

秋の嘉津宇岳2021 その2 アカハラダカ・サシバ渡り調査

毎朝続けているアカハラダカの渡り調査ですが、今月の26日にピークを迎え、嘉津宇岳で1,310羽の渡りをカウントしました。同じ日に名護岳でも1,364羽をカウントしたようです。 月とアカハラダカ(2021年9月26日 嘉津宇岳)

タイワンスジオ注意報

先日当館を訪れた沖縄県環境科学センターの方から、特定外来生物タイワンスジオの分布が北上しているというお話を伺いました。 タイワンスジオの注意喚起チラシ 名護市以北でタイワンスジオを見かけたら、ぜひ情報を寄せてほしいとのことでした。(※上のチラ…

秋の嘉津宇岳2021 その1 アカハラダカ・サシバ渡り調査

アカハラダカの群れ(2021年9月24日 嘉津宇岳)

ニホンウナギ眠りに

飼育していたニホンウナギ 今週に入って、当館で約9年飼育していたニホンウナギが死亡しました。2012年11月に開催した川の企画展で、寄贈して頂いたウナギでした。

黄金の輝き、オオゴマダラ

オオゴマダラのサナギ(2021年8月31日 名護市) 久々にオオゴマダラの黄金のサナギを目にしました。サナギのある日陰に木漏れ日が差しこんだ瞬間、輝きが増してとてもきれいでした。

今週の一枚 久志岳

沖縄自動車道から見える久志岳(2021年8月) 今週、名護から南へ向かう用事がありましたが、めずらしく運転手ではなかったので、沖縄自動車道から上の写真を撮ることができました。 名護市と宜野座村の境界あたりで、久志岳がきれいに見えるポイントがあり、…

「なごはくサポーター」始動しました!

ホームページなどで5月に募集した「なごはくサポーター」について、応募してくださったメンバーの基本研修が終わり、今月からいよいよ始動しました! なごはくサポーター研修の様子(2021年7月 名護博物館)

アダンバァーのクラフトで出前授業

名護市内の高校(定時制)から、アダンの葉などを使った小物づくりの学習をしたいという相談を受け、「名護博物館友の会」の皆さんが中心となって出前授業を実施してきました。 アダン葉を使ったワークショップ(2021年7月30日 名護市内)

フタオチョウ観察日記 2021 その4 サナギから羽化まで

名護博物館中庭に生えているヤエヤマネコノチチ。その葉の上で見つけた沖縄県天然記念物のフタオチョウ Polyura weismanni の卵や幼虫について、これまでの記事で何度か紹介してきました。 6月から7月中旬までの間に、4頭のフタオチョウが羽化したので、その…

フタオチョウ観察日記 2021 その3.5 中庭の生きものたち

羽化したフタオチョウ(2021年6月17日 名護博物館) しばらく更新できていなかったのですが、4月から観察を続けてきた名護博物館中庭のフタオチョウについて、6月17日の朝にはじめて羽化したチョウを確認することができました。

フタオチョウ観察日記 2021 その3 幼虫の食事

前回(下の記事)のつづきです。 これまでの観察で、どうやら中庭にいるフタオチョウ幼虫は特定の短い時間帯に食事をしているらしいことがわかってきました。 食事中のフタオチョウ幼虫(2021年6月10日 名護博物館)

初夏の渓流を歩く(這う)

梅雨が続いている沖縄では、先月末から今月に入ってまとまった雨が降っていますが、そんな雨の合間をぬって名護市内の渓流に足を運びました。 アカボウズハゼのオス(2021年6月12日 名護市内) 今回の主目的の一つは、植物を見ることだったのですが、せっか…

ホタルのついでに夜の生きもの観察

題名にホタルと書いておいてホタルの写真は一枚もないのですが・・・! 記録を見返してみると、去年の今頃に名護市内でホタルの撮影をしていたようなので、今年はどんな感じなのか様子を見てきました。 ↑ 去年の記事 結果としては、オキナワスジボタルもクロ…

カラスの巣を取り除きました。

4月末の記事でお知らせし、その後新聞でも取り上げられて注意喚起していた敷地内のリュウキュウハシブトガラスの巣。 カラスも鳥獣保護管理法の対象のため、巣の中にヒナがいるうちは対処できなかったのですが、今月5日にヒナの巣立ちを確認したので取り除き…

フタオチョウ観察日記 2021 その2 そのほか

フタオチョウの幼虫(2021年6月2日 名護博物館) 4月の記事で紹介したフタオチョウですが、その後も観察を続けています。

アカギ枯れの被害、名護でも

ヨコバイのなかま Coloana arcuata (2021年5月27日 新博物館敷地) 今日の新聞(沖縄タイムス)に記事がありましたが、沖縄県内で猛威をふるいアカギの葉を枯らしている害虫の被害が名護市街地でもあちこちで見られます。 今日の朝、新博物館敷地で草刈り作…

皆既月食+スーパームーン

皆既月食(2021年5月26日 名護博物館より) 全国で話題となっていた皆既月食とスーパームーンのコラボ。皆さんは観察できたでしょうか?

キバラヨシノボリ、上流でひっそり命をつなぐ

この間年が明けたと思ったら、あっという間に5月になってしまったわけで・・・おそくなりましたが、今年初の水中観察に出かけました。 キバラヨシノボリの稚魚(2021年5月4日 名護市内)

バードウィークにイソヒヨドリの幼鳥

先週の5月10日から16日まではバードウィーク(愛鳥週間)でした。新聞でもこの関連の話題が多かったですね。 例年、名護博物館や名護博物館友の会で、バードウィークに合わせて観察会や展示会を行っていたのですが、コロナ禍や新博物館の準備なども重なり、…

一本のガジュマルにいろいろな虫

前回紹介したフタオチョウの観察(記事はこちら)をしているとき、ふと近くにあるガジュマルの木に目を移すと、きれいな昆虫が葉の上にとまっていました。 イヌビワオオハマキモドキ(2021年5月14日 名護博物館) 調べてみると、イヌビワオオハマキモドキと…