日々のなごはく。

名護博物館ブログ

「なごはくサポーター」始動しました!

ホームページなどで5月に募集した「なごはくサポーター」について、応募してくださったメンバーの基本研修が終わり、今月からいよいよ始動しました!

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なごはくサポーター研修の様子(2021年7月 名護博物館)

「なごはくサポーター」とは、新博物館づくりにむけて、多くの皆さんの力を借りて様々な活動に取り組むためのボランティア制度です。

これまでも名護博物館友の会の有志の方や、様々な個人の皆さんのボランティア活動の協力を頂いてきましたが、今後の様々な連携や効果的な活動展開を踏まえて、組織的に対応できるよう、今年度からスタートしました。

ただ、私たち職員も未経験で手探り状態の部分が多いので、サポーターの皆さんと一緒に試行錯誤しながら、より良い活動をしていけたらと考えています。

活動が軌道に乗って慣れてきたら、追加メンバーもどんどん増やしていきたいところです。

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なごはくサポーター研修(2021年7月 名護博物館)

コロナ禍の緊急事態宣言の影響もあり、研修がなかなか実施できなかったのですが、7月中に密を避けて3回に分けた基本研修を行いました。

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開館時代の話をする初代館長の島袋正敏さん(2021年7月 名護博物館)

研修では、名護博物館の理念である「ぶりでぃ(群手:みんなの手の意味)」についてや、開館前の準備室時代から開館後まで多くの市民や関係者の方々の力を借りて行った博物館づくりの活動について、初代館長の島袋正敏さんからお話を頂きました。

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なごはくサポーター研修(2021年7月 名護博物館)

お話の後に、現在は閉館している常設展示の説明をして頂き、展示に込められたストーリーや想いについて学びました。

現在、新博物館の建物を建設中であり、今年度はこの工事が終わり次第、内装である展示制作に取りかかる見込みです。

上の写真に写っている大型鯨類の骨格やレプリカの移動など、大がかりな作業も入ってくることになるので、こういった展示説明ができる機会も最後になるかもしれません。

そう考えると、さびしい気持ちにもなりますね。

なお、閉館した常設展示の様子は、Google ストリートビュー(下)で見られますので、そちらからご覧ください。

 

さて、常設展示の説明が一通り終わった後は、収蔵庫の見学やこれまで活動の歴史、博物館の基本的機能や活動の心得等について、座学で学んで頂きました。

研修を終えたサポーターの皆さんは、それぞれ興味・関心のある分野や得意分野を中心に活躍して頂く予定です。

今月に入ってから、すでに一部のメンバーの方には、写真や古い図書等の整理、スキャン・デジタル化などの作業に取りかかって頂きました。

今後、さまざまなことに一緒に取り組めるのが楽しみです!

(NM)