名護市内の高校(定時制)から、アダンの葉などを使った小物づくりの学習をしたいという相談を受け、「名護博物館友の会」の皆さんが中心となって出前授業を実施してきました。
今回は、あまり時間のかからない腕輪をメインで作りました。
アダンとゲットウ(サンニン)の葉を使って編んでいきます。
完成した腕輪。材料が同じなので同じものができそうですが、そこは色や編み方などで少しずつ違った完成型になるものです。個性が光りますね。
「生徒の皆さんが熱心に取り組んでくれてうれしかった」と、友の会Sさん談。教える側、教わる側のそれぞれにとって充実した場になったようで良かったです。
Aチームが腕輪づくりを教えている裏では、Bチームがアダンの生葉の下処理を行っていました。
そのままだと芯があり硬くて使えないので、取り除く作業が必要です。
葉を使って編物などをする場合は、芯を取った後に煮込んで乾かし、なめす作業などが必要になります。生葉のままだとカビが生えたり、自然乾燥によって変形してしまうためです。
腕輪づくりが終わった後は、生徒さんたちにこの工程も少しだけ体験してもらいました。
余った時間は、アダンの生葉を使って、カジマヤー(風車)や金魚などの草木玩具を作りました。
参加した皆さん、お疲れさまでした!
(NM)