日々のなごはく。

名護博物館ブログ

初夏の訪れ「三光」の鳥

初夏は多くの野鳥の子育ての季節。
愛鳥週間の影響もあってか、5月に入ってからこのブログで紹介している野鳥のヒナや子育てに関する記事のアクセス数が増えています。

先日は、名護博物館友の会のOさんより、名護市内のサンコウチョウの巣情報が寄せられました。

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サンコウチョウの巣とオス(2020年5月21日 名護市内)

サンコウチョウは、この時期に繁殖、子育てのために沖縄に訪れる夏鳥です。
題名にある「三光」とは、この鳥の鳴き声が「月、日、星、ホイホイ」と聴こえることに由来します。名付けた人の発想力の豊かさ!センスが光りますね。

名前に負けず劣らず、姿形もオシャレ。上の写真はオスですが、目の周りのブルーのアイシャドウ、すらりと伸びた尾羽が魅力的です。

サンコウチョウは、アカショウビンとともに、名護市内の山々で普通に見られる夏鳥なのですが、声はよく聴こえても、姿を見ることは多くありません。

例年、4月にはやんばるの山々に訪れているようで、今年も名護市内で4月末には鳴き声が確認されていました。6月頃までに産卵、子育てをします。

写真のオスは巣の上にちょこんと座っていましたが、ヒナはまだいないようでした。
これから子育てをするのでしょうか。楽しみです。

(NM)