新博物館の地鎮祭が無事終わり、いよいよ建設工事が始まりました。
博物館のメンバーは、資料整理や引越し準備等のほか、展示にむけての準備を進めています。
本格的な展示制作は建物ができてからですが、今年度は一部の展示物や映像制作、資料等データベースの整備準備などを行っています。
名護博物館は、開館当時から「名護・やんばる」をテーマに活動を続けてきました。新しい博物館では、シイラ漁の展示を少しですが追加する計画です。
シイラといえば、国頭村宜名真のフーヌイユ漁が有名です。マスコミなどでも紹介されているのでご存じの方も多いと思います。
フーヌイユは地元でのシイラの呼び名で、富の魚、運の魚の意味があるとのことです。
今回、地元の方々の協力を得て、資料や情報の収集、写真、映像等の撮影を数回にわたり行いました。
シイラの刺身を酢味噌(とシークヮサー)で頂きましたが、さっぱりしていてとてもおいしかったです。
天日干しされたフーヌイユの塩漬けも購入して味見。塩抜きをして身をほぐすとフレーク状になりました。ほどよい塩味でごはんが進みそうです。
今年度は、シイラ以外にはカツオやグンバイヒルガオなどのはく製・レプリカなども制作予定です。
おまけ
国頭村へ足を運んだ際は、この時期に吹く北風で海が荒れていることが多かったです。一方でグンバイヒルガオの撮影のため、別の日に名護湾に面した砂浜へ足を運んだところ、驚くほど穏やかでした。
どちらの景色も見ごたえがありました。
(NM)