12月19日より名護博物館ギャラリーにて中村梧郎氏による「枯葉剤と子どもたち」の写真展が行われています。
1975年、ベトナム戦争の際に使われた生物兵器「枯葉剤(エージェント・オレンジ)」には、高濃度の発癌性物質ダイオキシンが混入されていました。
影響を受けたのは、ベトナム人・戦争に参加したアメリカ兵・海外派兵の韓国兵など、また、その世代だけではなく今現在も影響を残しています。
犠牲者として私たちがよく知っているのは、「ベトちゃんドクちゃん」という結合双生児。
二人の当時の写真とその他の結合双生児の写真も展示されています。
枯葉剤による影響を受けた人々の人生と、枯葉剤の恐ろしさを知る展示会になっています。
(生後10ヶ月の赤ちゃん。腕は欠損し、肌に塩素ニキビ模様が見える。)
写真提供:中村梧郎氏
正直、目をつむるような写真も数点あり、予想を超える枯葉剤の人体への影響・恐ろしさに、衝撃を受けました。
最近、沖縄でも新聞などで取り上げられた枯葉剤の事を知る良い機会になるかもしれません。
日時 平成24年12月19日(水)〜28日(金)まで(23日・24日は休館)
場所 名護博物館ギャラリー(入場無料)
(しま)