市内の川の出前授業へ行ってきました!
川の近くにある学童の子どもたちと一緒に生きものを探しました。
潮の満ち引きで海水の影響を受ける汽水域から、上流の淡水域まで歩きながら観察。
汽水域では海の魚の幼魚がよく見られます。
上の3種は、汽水域でよく幼魚が見つかる代表格の海産魚です。幼魚時代に積極的に川へ入ってくると考えられています。
汽水域の石の下で見つけたカニの抜殻。現場では種までわからなかったので、持ち帰って調べたところ、ミナミアシハラガニでした。
汽水域から淡水域に入ると、おなじみの川の魚やエビ、カニたちが姿を現します。
淡水域の代表格であるオオヒライソガニ。上の写真はその見事な抜殻です。学童の職員で生きものにも詳しいYさんが採集。博物館に持ち帰って標本にしました。
子どもたちの念願だったオオウナギも見つかりました。30cmほどの幼魚ですが!
さて、去年と比べると、台風通過の影響などもあったためか、やや確認できた種数は少なかったですが、それでも30種以上の生きものが見つかり、身近な川の自然の豊かさを感じてもらうことができました。
観察後に生きものは川へ返しましたが、上の写真のオオウナギなど、一部は博物館で飼育しております。
来館時にぜひ探してみてください!
(NM)