日々のなごはく。

名護博物館ブログ

学芸員実習

8月上旬から中旬にかけて、当館で学芸員実習を行うため、大学生が3名来てくれました。
先週で実習を終えましたが、彼らの活躍ぶりを少しだけ紹介!


来て早々の仕事。龕(ガン)の修復作業の補助。
これで、HT学芸員ターゲット・ロックオンされた気に入られた3人。

ただいま源河ギャラリーで開催している「ナイクミ門中厨子甕展」の準備のため、前半はほとんど源河へ連れていかれ、厨子甕に囲まれる毎日。



おかげで、無事、展示会も開催することができました。
(※ なお、この展示会は明日までです)


博物館ギャラリーで開催中の「平良孝七写真展」の準備。
(※ なお、この写真展も明日までです)


これら2つの展示会のほかに、久志支所では、6月に博物館で行った「名護・やんばるの戦争展」の移動展も開催しており、その準備も手伝ってくれました。
(写真は展示が完成した後。見てるだけじゃないんですよ!)

展示会が3つ重なるという目の回る忙しさだったと思いますが、彼らが頑張ってくれたおかげで随分助かりました。


これらの展示会が無事スタートし、実習期間も終わりにさしかかった頃、自然史分野の実習として、市内の川に生物採集に出かけました。


実習生が作製した魚類(シマヨシノボリ♂)の液浸(えきしん)標本。
けっこう面倒かつ根気のいる作業なのですが、初めてにも関わらず器用にこなしていました。
それとも、自分が下手なだけ・・・?

ほかにも、民俗資料登録作業や夏休み期間に多く開催した「ぶりでぃ子ども博物館」の補助、
朝の清掃からウサギの世話まで、色々な仕事を手伝ってもらいました。

博物館の基本的な活動である、「資料収集・保存」、「教育普及」、「展示」のそれぞれの分野を学んでもらいましたが、わずかでも今後の糧となる経験になってくれたら嬉しいですね。

2週間、お疲れ様でした!

(NM)