日々のなごはく。

名護博物館ブログ

「大浦湾の生きものたち2013」をふり返る その2 〜連携・イベント編〜

その1(こちら)からつづきます。
※ この記事内のいくつかの写真は、すなっくスナフキンの皆さんの提供によるものです。

さまざまな連携が強化された今回の展示会!
沖縄工業高等専門学校の「サイエンスランド」と、大浦湾の湾奥にある「わんさか大浦パーク」の協力をもらって、博物館をふくむ3ヶ所で同時開催しました。

============【サイエンスランド】============

博物館の目と鼻の先にあるサイエンスランドでは、写真展示のほか水槽と顕微鏡コーナーが用意されました。
樹脂に埋められたホシズナや見やすいように色をつけたプランクトン(シャコの幼生ほか)など、観察対象に興味津々の子どもたちが顕微鏡の前に列を作っていたのが印象的です。

また、サイエンスランドの定例イベント「大人のサイエンスランド」が展示会初日(7/26)の夜にあり、展示会に合わせて、スナフキンメンバーから大浦湾のとっておきのお話が紹介されました。

寄生虫などの変わった生きものや、塗り絵やチラシに使われた生きものイラストができるまでのお話など、魅力の詰まったマニアックな内容で、参加者も目を丸くしていたと思います(笑)。

============【わんさか大浦パーク】===========


わんさか大浦パークでも写真や動画による紹介のほか、水槽を展示しました。
タイアップ企画として、大浦川の河口域にあるマングローブ林(名護市天然記念物)をカヌーで探検するイベントが展示会開催中に2回(7/28、8/11)行われ、好評だったそうですよ!

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本会場の博物館では、8/3にミニお話会を行いました。

私の方から大浦湾に流れる川の生きもののお話を。

スナフキンの藤井さんから大浦湾で見られるユニークな生きもの(コブシメ、ミミックオクトパス、ロケットカエルアンコウなど)のお話をしてもらいました。
藤井さんの話術のおかげで、あまり固い雰囲気ではない、和気あいあいとしたお話会になったと思います。

8/10には、実際に大浦湾へ出かけて貝殻を採集する観察会を行いましたが、これはまた次回でくわしく紹介します。

このようなイベントでの連携のほか、チラシの発送作業や受付など、「名護博物館友の会」の皆さんを中心に関係者からの強力なバックアップがありました。

チラシの発送作業を手伝う友の会の皆さん

いろいろな連携を強くすることで、単独では難しいこともできるようになります。
多くの人々に協力してもらったことで、内容の充実した良い展示会にすることができました。

次回は最終回、その3〜観察会編〜をお届けします!

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(NM)