日々のなごはく。

名護博物館ブログ

博物館の住人? 〜水中部門その①〜

いま、名護博物館ではソラ(琉球犬)やカメ小屋のほかに、水槽でも生きものを飼っています。一体どのくらいの生きものがいるでしょう?

答え:54種(2011年4月12日現在)

意外と多くないですか?
名護市の川の生きもの中心に貝、エビ・カニ・ヤドカリ、魚、カエルなんかも飼育しております。

今日はその中から何種かご紹介!

①まずは、こちら!

全長1.3 mのオオウナギです。博物館となりの東江小学校の生徒が手づかみでつかまえました。

博物館に来たときは、元気がなくエサも食べなかったのですが、最近はよく食べるようになりました。人を見かけるとエサをねだるような行動をとるので、なかなか愛嬌があります。

②つぎは、こちら!

クロホシマンジュウダイの稚魚

夏になると、川の河口付近の海水が入ってくるような場所(汽水域)で見かけます。
今飼育しているのは、上の写真のようなきれいな模様の入っている稚魚(全長約3センチ)ですが、
成長すると・・・・
↓このような地味な模様になってしまいます。

小さい頃は、成魚とはぜんぜんちがう形、模様をしている・・・
魚の世界ではよくあることです。

③さいごは・・・

みなさんもよく知っているメダカです。

メダカはほぼ日本中にすんでいますが、遺伝的には北日本集団と南日本集団の大きく2つに分けられます。さらに沖縄のメダカは、南日本集団の中でも、琉球型と呼ばれ、他の地域とは遺伝的に少し違うそうです。

このように貴重な沖縄のメダカですが、残念なことに、外国から持ちこまれたカダヤシ(タップミノー)やグッピーが沖縄の野外で増え、その影響でずいぶん減ってしまったようです。

名護市でも野生のメダカを見つけるのはかなり難しくなりました。
(品種改良されたメダカは、見かけることがあります。誰かが飼っていたものを川や池に捨てたのでしょう・・・)
野生のメダカを見つけたら、下記までご一報を!

☆ 名護博物館 TEL 0980-53-1342 ☆


さて、今回の紹介はこのぐらいにしたいと思います。
ぜひ、博物館に来て、いろいろな生きものを探してみて下さい!
博物館の生きものはソラたちもふくめ無料スペースで見れるのでお得です!

それでは。
(NM)