名護博物館で飼育中の魚を紹介します。
アヤヨシノボリ
ハゼ(イーブー)のなかまで、川の淡水域の流れのあまり速くない平瀬などで見られます。
ヨシノボリのなかまは、やんばるでも何種か見られますが、本種は頬の青い点が特徴的です。やんばるの川ではふつうに見られますが、奄美〜沖縄島にしか生息していない固有種です。
最近うちで飼育している個体は、繁殖期に入ったらしく、体色がきれいに出ています。
左がオス、右がメス。
ちがいがわかるでしょうか。川の魚は地味に思われがちですが、よく見るとなかなか綺麗であることに気づかされます。
この水槽、オスが複数入っていて、オス同士が出会うと口を広げながらヒレを立てて相手を威嚇します。巣を掘って、メスを誘うような行動も見られます。
博物館に来たらぜひ観察してみてください。
(NM)