日々のなごはく。

名護博物館ブログ

やんばる学研究会始動!

やんばる学研究会設立総会&記念講演会が、11月27日(日)に博物館ギャラリーで開催されました。

「やんばる学」では、恩納村以北の沖縄本島北部および伊江島伊平屋島伊是名島、さらには奄美まで含めたところの「やんばる」に関する、歴史・民俗、言語・文学、自然、産業等、多岐にわたる分野を研究対象として、さまざまな角度から「やんばる」という地域を見つめます。

今回の設立大会では、80名ほどの方が参加して下さいました。

せまいギャラリーが一杯で、入りきらない方もいらっしゃいました。
余談ですが、このようにたくさんの人が集まる際には、現博物館では駐車場が全く足りておらず、足を運んで頂いた方々にご迷惑をおかけしております。
新館建設に向けて、解消すべき課題の一つです。

さて、会次第は、まず設立大会から。

委員長の新里幸昭氏(南島歌謡研究所・元名桜大学教授)から設立趣旨のご説明


島袋正敏氏(黙々100年塾蔓草庵主宰・初代名護博物館長)から祝辞のお言葉

そして、設立総会を終えた後、記念講演および研究発表会を行いました。


三木 健氏(ジャーナリスト・沖縄ニューカレドニア友好協会会長)の記念講演
【地域から世界が見える―「やんばる学研究会」発足に寄せて―】

 
玉城 菜美路氏(今帰仁村歴史文化センター)
【祭祀―シヌグを事例に―】

 
上原 孝三氏(沖縄尚学高等学校
【古宇利島のウンジャミをめぐって】

 
村田 尚史(名護博物館)
【沖縄島北部の幸地川における魚類を中心とした河川生物相について】

 
米須 邦雄氏(大宜味村市史編纂室)
大宜味村におけるウミガメ類の繁殖について】


仲原弘哲氏(今帰仁村歴史文化センター館長)による総評

やんばる学研究会は、地域に開かれた研究会を目指して、今後も活動を続けていきます。
年会費は3,000円で、研究会誌の発行、大会などの活動を行います。

興味のある方は、下記までご連絡下さいますようお願いいたします。

●●● 名護博物館 ●●●
〒905-0021 沖縄県名護市東江1-8-11
TEL 0980-53-1342/FAX 0980-53-1362
E-Mail hakubutsukan@city.nago.okinawa.jp
担当 比嘉 久

オマケ

大会の後は、もちろん懇親会が行われました(笑)

(NM)