みなさん、こんにちは。
最近暖かくなってきましたね。
ちょうど一年ほど前に、博物館中庭のトカゲ(こちら)やカエル(こちら)のことを記事に書きましたが、今年も彼らの活動が活発になってきました。
天気が良い日の日中は、アオカナヘビが庭で日向ぼっこをしています。
近くを歩くと、急いで草むらに逃げていきます。
夜になると、リュウキュウカジカガエルの合唱が始まります(鳴き声と動画はこちらで紹介しています)。
稲のプランターの縁に陣取るリュウキュウカジカガエル
最近は、カジカガエルに混じって、ヒメアマガエルの声も聞こえてくるので探してみたら・・・
どんな風に鳴くのかな〜
カメラを構えたまま気配を消し、鳴いてくれるのを待ちます・・・
これを見た後では、プランターの上で鳴いているカジカガエルがずいぶん控えめに見えます(笑)
さて、ヒメアマガエル(学名:Microhyla okinavensis 英名:Ornate Narrow-Mouthed Toad)
は、国内では奄美諸島以南に分布し、日本で一番小さいカエルだそうです。
写真のように頭の小さいカエルで、アリやシロアリを好んで食べるようです*1。
低地から山地まで広く分布し、市街地周辺でもよく鳴いているのを聴きますが、落ち葉の下や草むらの中にいるので、なかなか姿を見ることはできないように思います。
産卵は流れのない止水で行われることが多く、せせらぎ広場の田んぼでもよく幼生(オタマジャクシ)が群れているのを見かけます。
田んぼに群れていた、ヒメアマガエルの幼生
(写真をクリックすると田んぼの位置情報を見ることができます)
カエルの幼生はなかなか見分けるのが難しいですが、ヒメアマガエルは体が半透明なので簡単に見分けられます。
カエルは見たことがなくても、このオタマジャクシは見たことあるよ!という方も多いのではないでしょうか。
これからの時期、田んぼや水たまりでよく見かけるオタマジャクシです。
ぜひ、探してみてはいかがでしょうか。
さてさて、カエルについて興味、関心を持った方は、ぜひ、こちらのサイトものぞいてみて下さい。
環境省・文科省の「環境教育・環境学習データベース」に登録されているサイトで、カエルをはじめ、やんばるの自然や動植物に関する写真や動画、情報が満載で大変参考になります。
特に、カエルの各種鳴き声を聴くことができるので便利です(こちら)。
もちろん、ヒメアマガエルの声も聴くことができます。
今回、サイトの管理人様から許可を頂いたので、紹介させてもらいました。
それでは、また。
(NM)