日々のなごはく。

名護博物館ブログ

「夏だ!子ども自然探検隊」 第一回 ワッターイチムシ標本づくり

8月の夏休み期間にあわせて、名護市内の自然を探す3回連続講座「夏だ!子ども自然探検隊」を開催しました。
その様子を3回に分けて、少し紹介したいと思います!

● 第一回 ワッターイチムシ標本づくり

沖縄昆虫同好会の皆さんに講師をお願いして、身近で見られる昆虫を採集して標本を作り標本箱に納めるところまでを体験しました!


開催場所の旧源河小学校周辺で昆虫を採集する参加者

講師の先生方に教わりながら昆虫標本作りにチャレンジ!


チョウの翅(はね)の形を整えながら、テープで固定し、ピンで留めているところ。


皆さん、慣れない手つきで一生懸命です。
作った標本は、チョウ、トンボ、バッタ、甲虫(ハナムグリ、カミキリムシなど)が中心でしたが、それぞれ作り方も変わってくるので大変です。


でも、最後まで飽きることなく、しっかりと思い思いの標本箱を完成させているようでした。

昆虫標本作りというと、虫ピン、展翅板(てんしばん)などの専門の道具を使い、標本箱も高価なので、なかなか敷居が高いように思います。
私の子ども時代を振り返っても、夏休みの自由研究で標本箱に入った昆虫標本を持ってきた子は、羨望の眼差しで見られたものです。
今回の講座が、昆虫標本作りに入門するきっかけとなれば、とてもうれしいですね。

講師の先生から、偉人の幼少期は昆虫採集に没頭していることが多いというお話がありました。
昆虫採集を通して、自然の中で感性や観察力、注意力が養われるということでしたが、そのとおりだと思います。

次回は第二回を紹介したいと思います!

(NM)