寒い日が続いておりますが、少し暖くなったタイミングを見計らって、やんばる(沖縄本島北部)の夜の森に足を運びました。
今はちょうど渓流のカエルたちの産卵シーズンです(過去の紹介記事はこちらなど)。
清流の源流域で、立派なオキナワイシカワガエルのオスが鳴いていました。
川岸に開いた穴の前で鳴いているのですが、危険を察知すると素早く穴の中に隠れます。
穴の奥の方ではちゃんと川の水が流れています。
名護市内では12月ですでに産卵が終わっていましたが(記事はこちら)、この場所ではオスがまだ鳴いており、写真のようなペア(抱接個体)も見られたので、まだ産卵が続いているもよう。
仲が良さそう(に見える)。沖縄県の天然記念物であるイボイモリは名護市内でもたくさん見られます(過去の紹介記事はこちらなど)。3月~4月に産卵シーズンのピークを迎えます。
源流域でおなじみのリュウキュウルリモントンボですが、めずらしく脱皮している最中の幼虫(ヤゴ)を見かけました。
日本一大きいドングリ、オキナワウラジロガシの芽もたくさん出ているのが見られました。
林道では、車にひかれてペチャンコになったシリケンイモリを見かけました・・・
上で紹介したイボイモリもそうですが、これから暖かくなってくると夜に林道を歩き回る動物が増えてくるので、要注意です。
過去の記事(こちらなど)でイボイモリの交通事故(ロードキル)について紹介していますので、ぜひご覧ください。
(NM)