新種というわけではありませんが・・・
お昼休みにぶらりと博物館近くの川へでかけてみました。
そこで発見、アカグチカノコ!この川では初めて見つけました。
この貝は川の上流よりに生息する貝ですが、渓流が海岸近くまで続くような川では、汽水域のすぐ上でも見られるようですね。
近い仲間が同じ川であと2種見つかっています。
この3種を並べてみると・・・
左からカバクチカノコ、クリグチカノコ、アカグチカノコ
どこがちがうの?・・・というかんじでしょうか・・・
そんな方は裏をご覧下さい。
名前の由来のとおり、殻の口のまわりが赤く、他2種とは明らかに違います!
でも、川では表しか見えないので、ひっくり返してみないとなかなかわからないんですよね・・・
ただ、カバクチカノコは淡水域の下流に、他2種はそれより上流にすんでいるようなので、3種同時にお目にかかることはなさそうです。
ところで、このアカグチカノコ、沖縄県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
他の2種も準絶滅危惧種になっています。
市街地から5分とかからず行ける川に、このような貴重な種が生息しているのですから、名護の自然の豊かさにはおどろきですね!
(NM)