日々のなごはく。

名護博物館ブログ

博物館の住人? 〜水中部門その③〜

今日は、博物館で飼育中の魚3種を紹介します。


ミナミハゼ Awaous ocellaris
第1背鰭(だいいちせびれ)の黒い斑点がチャームポイントです。



クロミナミハゼ Awaous melanocephalus
ミナミハゼににていますが、背鰭の黒い斑点はなく、地味な印象・・・



タネカワハゼ Stenogobius sp.
目の下の黒い線が涙のようです。

川の中では、流れのゆるやかな、砂が堆積しているような場所にすんでいます。
同じ場所でこの3種が見られる場合もあります。

もちろん、名護の川でも見られます。

さて、この3種のハゼ、水槽で観察していると生態が似ていることに気づきます。

① おどろくと砂にもぐる
② 砂や砂利を口に含み、中にいるエサだけ食べてエラから出す
③ ヨシノボリのような強い縄張りを作らず、比較的おとなしい

全体的に平和主義ですね。
他の魚を攻撃しないので、とても飼いやすいし、砂にもぐる行動などは見ていて面白いです。

水槽をのぞいても見あたらないときは、砂の中に潜っているのかも・・・

↓ どこにいるかわかりますか? ↓

目だけ出して、キョロキョロあたりを見回しています(クロミナミハゼ)。

水槽は無料スペースで見られます。ぜひ観察してみて下さい!

(NM)