去年の8月に座間味さんから頂いたクワガタの幼虫が成虫になりました!
この幼虫は養殖個体で、2011年8月に産卵したとのことです。
リュウキュウノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis
の立派なオスです!
クワガタ飼育経験のある方はよくご存知でしょうが、幼虫のときの栄養状態でノコギリクワガタのオス成虫の形が変わります。栄養が十分でないと、アゴの細い小さな成虫になります。
その点、このオスは栄養状態が良かったということでしょう。
このオスの場合、幼虫から蛹(さなぎ)になって成虫になるまで、1年弱でした。成虫は2〜3ヶ月でその一生を終えるようです。
リュウキュウノコギリクワガタはトカラ列島、奄美諸島、沖縄諸島に分布し、それぞれ地域的な特徴を持った亜種が確認されています。
沖縄島で見られるのは亜種オキナワノコギリクワガタ Prosopocoilus dissimilis okinawanusです。
ノコギリクワガタの見分け方の一つとして、下の写真のように頭にある突起(頭楯:とうじゅん)を見るようですが、リュウキュウノコギリクワガタは二股になっており、本土や八重山のノコギリクワガタとは形が違います。クワガタを見る機会があったらぜひ見てみて下さい。
座間味さんからは他にもカブトムシなどの幼虫を頂いており、現在蛹(さなぎ)になっている個体もいます。
羽化が待ち遠しいですね。
寄贈して頂いた座間味さん、ありがとうございました!
【追記】2013.2.5
本記事のクワガタは2013年2月3日に☆になりました・・・
実に7ヶ月も長生きして訪れる子どもたちを喜ばせていました。
お疲れ様でした。
(NM)