GWに入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年6月に博物館で生まれたアオカナヘビのカナーヒー(記事はこちら)
そろそろ1歳の誕生日を迎えそうです。
だいぶ大きくなってきたので、エサを取るのもなかなか大変。
博物館庭でクモなどを探すのですが、ときどき面白い光景に出くわします。
3月に見かけたオオアシコモリグモ属のクモ(ハリゲコモリグモ?)
庭の地面を走り回る徘徊性のクモで見かけることも多いのですが・・・
よく見ると、何か丸いものをおしりにくっつけています。
もしや・・・と思っていたのですが、つい先日その正体がハッキリしました。
クモや細かいブツブツがきらいな人は、この先を見ないほうがいいかもしれません・・・
子グモを背負った親グモ発見!
どうやら、丸いものは卵の入った卵嚢(らんのう)だったようですね。
コモリグモの名の通り、このなかまは卵や子どもを親が持ち運ぶようです。
さすがに、カナヘビにあげるのは気が引けたので逃がしました。
クモを探していると、これまで気がつかなかったいろいろな種類が博物館の中で見られることに気づきます。
葉っぱの上にいたホシスジオニグモ
クモではないですが、オマケのチクシトゲアリ?
見なれない大きなアリが歩いているな・・・と思ってよく見たら、胸のあたり(胸部と腹柄部)にトゲが!
4年くらい前に行ったアリ展で展示したクロトゲアリを思い出しました。
トゲの形などによるとチクシトゲアリのようですが、大きさが1cmくらいあったので(ふつう5〜6mmのようです)、新しく巣を作ろうとしている女王アリでしょうか?
博物館庭には、アオカナヘビやカエルなどがたくさんいるのですが、エサとなる彼らのような小さな虫がいるからこそ生活できるのでしょうね。
(NM)