今年も沖縄県の天然記念物イボイモリが産卵シーズンを迎えています。
4月13日の夜、名護市内のいつも観察している場所へ足を運ぶと、林内だけでなく、道路上を歩き回るイボイモリの姿もありました。
卵や生まれた幼生もちらほら見かけるようになってきました。
事故死(ロードキル)に注意!
毎年この時期に注意喚起していますが、産卵シーズンのイボイモリは夜活発に動き回るため、夜間の事故死(ロードキル)が増えます。
今シーズンに入ってから、私が把握しているだけでも、名護岳周辺で7件発生しています。
上の写真は、名護中央公園北口付近の民家前(道路からの乗り入れ部分)でつぶれていたイボイモリです。かなり身近にも生息しているようですので、改めて気をつけなければならないと感じました。
これは、車で徐行運転中に林道を歩いていたイボイモリを発見したときのドライブレコーダー写真です。真ん中近くの黒い点のように見えるのが(白いライトが当たっている部分)、イボイモリです。
実際の感覚としてはもっと大きく見えるのですが、慣れていないとなかなか発見するのがムズカシイことがわかるかと思います。
少なくとも、徐行運転でなければ発見しても避けることはできません。
林道や森林公園等の道路を走るときには要注意です!
産卵シーズンが落ち着く5月頃までは注意が必要でしょう。
なお、法律によりイボイモリは採集をはじめ生息に影響を与える行為が禁止されています。
違反すると罰則もありますので、気をつけましょう。
(NM)