名護市を北上し、屋我地島へ向かう途中のこと。
羽地内海の上を飛んでいるコアジサシ Sterna albifrons の姿を見つけました。
コアジサシは、5~9月頃に南からやってきて沖縄で産卵・子育てを行う夏鳥です。
上げ潮時の干潟水面上を飛び回り、ホバリングしたかと思ったら急降下!
そのまま頭から水中にダイブ!
上がってきたコアジサシをよく見ると・・・
拡大写真では確かに小魚をくわえていました。
この写真からはわかりませんが、干潟環境に多いボラ類の稚魚などでしょうか。
百発百中でなく、わりと失敗もしている模様。
上の写真は失敗した直後の写真です。
さて、夏鳥として沖縄に訪れたコアジサシは、小石や砂のある河原のような開けた環境で産卵、子育てを行います。最近は、埋め立て地で一時的にできた環境に大規模なコロニー(集団繁殖地)が見られることもあるようですね。
種の保存法で、国際希少野生動植物種にも指定されているコアジサシ。
環境省は繁殖地の保全・配慮指針を公表しています。
今回見られたアジサシたちも無事に産卵、子育てができるといいですね。
おまけ
白い鳥シリーズでクロサギもいました。
名前は「黒」ですが、黒くない白いクロサギもいます。
(NM)