先週からはじまった「化石展 〜アンモナイトがとまらない〜」!
初日は130名ほどのお客さんに来ていただき、なかなか好調なすべり出しです!
しまさんの記事に続いて2連発でその様子を紹介します!
展示のようす
今回の特別展は、名護市在住の化石収集家である土橋浩一さんが、「ギャラリーみんたまあ」会長の大城良治先生と一緒に博物館を訪れたことがきっかけになりました。
「化石を使った教育ができないか?」
そんな想いから始まった今回の企画。
展示会を行って、化石に親しみを持ってもらおう!というのが今回の目的です。
ズラッとならぶ土橋さんのコレクション。アンモナイトが中心になっています。
少しだけ、そのラインナップをご紹介!
表面が鉱物に置き換わったアンモナイト。光が当たる角度によってとてもきれいに見えます。
異常巻きアンモナイト。
私たちがイメージするのは、丸く巻いたアンモナイトが多いと思いますが、このように奇妙な巻き方をしたものもいます。
これもアンモナイトの一部です。
えっ?これがアンモナイト?と思った方は、ぜひ来場してどの部分か確かめてみてください!
魚類の化石。
アンモナイト以外にもいろいろな化石があります。
植物の樹液が化石になった琥珀(こはく)。
生きたままの姿の虫が中に入りこむこともあります。
土橋さんの化石がきっかけになった今回の展示会ですが、
企画が進むにつれて、おきなわ石の会の会長、大城逸朗先生をはじめ、
沖縄県立博物館、琉球大学資料館・風樹館、本部町立博物館からも貴重な化石を貸して頂けることになりました。
本部町備瀬から報告されたVredenburgites属の新種とされるアンモナイト
(本部町立博物館所蔵)
ロシア産の三葉虫 Asaphus sp.(風樹館・佐々木健志氏所蔵)
トゲがいっぱい!モロッコ産の三葉虫 Ceratarges sp.(大城逸朗氏所蔵)
迫力!ナウマンゾウの歯の化石(大城逸朗氏所蔵)
ケナガマンモスの歯や体毛も展示しています。
北極近くで見つかったサンゴの化石(大城逸朗氏所蔵)
太古の昔は北極も暖かかったことを物語っています。
その他にも羽毛恐竜の化石や、アリゾナ州に落ちた隕石の破片など、
ふだんは中々お目にかかれない貴重な展示物も!
〜〜オマケの展示〜〜
現在も見られる「生きている化石」たちも一部展示!
カブトガニの標本
展示会の企画が本格的に動き出してから、半年足らず。
今回の展示に漕ぎつけるまで、様々な人たちの協力を頂きました。
「みんたまあ」や博物館友の会の方々が協力して行った展示会の準備は、学園祭前のような和気あいあいとした雰囲気がありました。
そんな市民のみなさんの熱い想いがこもった今回の展示会は、5/12(日)まで。
ぜひ、足をお運びください!
(NM)