このところ、なかなか野外観察にいく時間がないのですが、先週、今週とお誘いを受けて夜の海、川に行く機会があったので、久しぶりに記事にしたいと思います。
先週の金曜日、大潮(新月)の夜に、本部町までイジャイ(イザリ)に行ってきました。
イジャイは、サンゴ礁のリーフエッジの内側で行う潮干狩りのことで、タコや貝など色々な生きものが捕れます。
冬は夜の方が潮がよく引くので、イジャイも夜行われます。
真っ暗な海の水面を照らす懐中電灯の光がポツリポツリと見える光景は、趣があります。
この日の干潮は深夜0時頃で、3時くらいまで夢中になって色々な生きものを観察しました。
ウモレオウギガニ。
結構大きいカニですが、毒があるので食べられません・・・
しかし、模様はきれいですね。
キンチャクガニ。
ハサミにイソギンチャクをはさんで振るしぐさがとてもかわいいカニです。
ヘリゴイシウツボ。
大きな石の下にかくれていました。一緒に写っている面白い模様のヒトデは、ワモンクモヒトデ。
カメラを持っていったのはいいのですが、夜ということもあり、現場ではあまりいい写真が撮れませんでした。
そんなわけで、標本用に持ち帰った魚の写真をいくつかご紹介!
ホシエビス。きれいな赤色です。
捕まえるのは難しそうですが、同行したA氏があっさりと捕まえてくれました。
ニラミカサゴ。ゴツさとかわいさを兼ね備えている気がします。
キビレハタ。マース(塩)煮にしたら食べごたえがありそうでしたが・・・標本に。
「名護市の貝」であるスイジガイも拾いましたが、中身はなくヤドカリが入っていました。
タコは、私は見つけられませんでした。残念ながら・・・
夜のイジャイ、一人でいくのはお勧めできませんが、いろいろな生きものがいて楽しいです!
ぜひ、足を運んでみてください。
後編(夜の川編)につづきます!
(NM)