博物館中庭にオオゴマダラのさなぎがあったのですが、昨日の朝、羽化しているのを職員が見つけました。
昨日は雨が降ったり降らなかったりで、さなぎの抜け殻にぶら下がったまま、しばらくじっとしていましたが、夜にはいなくなっていました。
これは別のさなぎ。5月半ばに見つけ、羽化直前(中の翅が透けています)までいったのですが、残念ながら成虫が出てこないまま死んでしまいました。
中庭には、オオゴマダラの食草であるホウライカガミを植えてあるので、毎年のようにオオゴマダラがやってきます。
過去の様子を少し紹介すると・・・
オオゴマダラの卵(2012年5月)
オオゴマダラの幼虫(2009年12月)
下にぬぎすてた幼虫の皮があります。
まだ黄色味が強いですが、時間がたつとピカピカの金色になります。
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さて、いまオオゴマダラのほかにも、ツマグロヒョウモンのさなぎがあります。
こちらはプラケースに入れて観察しています。
ツマグロヒョウモンのさなぎ
無事に羽化してくれることを祈っています。
【2016.6.10追記】
残念ながら、さなぎに穴が開いていて死んでいるのを確認しました・・・
以前紹介したこともありますが(こちら)、寄生バエなどにやられていたのかもしれません。
(NM)