日々のなごはく。

名護博物館ブログ

新館緑地の生きものたち ~夏の気配~

先週に台風が沖縄を通過しましたが、その頃から急に蒸し暑くなり、夏の気配を感じている今日この頃です。

新館の緑地では、6/2にリュウキュウアブラゼミ、6/8にクマゼミの初鳴きを確認しました。まだ本格的には鳴いていないですが、じきにセミの声でにぎやかになりそうです。

リュウキュウカジカガエルの幼体(2023年6月3日)

中庭では、4月からリュウキュウカジカガエルヒメアマガエルの幼生(オタマジャクシ)を確認していましたが、先日変態して上陸したリュウキュウカジカガエルの幼体を見つけました。

リュウキュウカジカガエルの幼体(2023年6月3日)

私の指先の爪程度の大きさしかないミニサイズです。

夜休息するオキナワハンミョウ(2023年6月3日)

5月下旬頃からたくさん姿を見かけるようになったオキナワハンミョウ
日中はせわしなく動き回っていますが、夜は葉の上でおとなしくしています。

夜休息するオキナワハンミョウ(2023年6月3日)

お気に入りの場所があるらしく、人気物件にはたくさん集まっていることも。

オキナワスジボタルの光(2023年6月9日夜間)

夜はホタルもそれなりに飛んでいます。今のところ、写真のオキナワスジボタルのみを確認しており、クロイワボタルの姿は見かけていません。

リュウキュウアオバズク(2023年6月10日)

ここ数日のホットな話題として、中庭緑地の同じ場所にリュウキュウアオバズクが留まっていることが多いです。

リュウキュウアオバズク(2023年6月9日)

よくよく観察すると、2羽いるようでこちらは一枚目と別の個体。どうやら、つがいのようですね。

くるっと首を回し、「なに見てんの!」と言いたげ。

アオバズクのほかにも、夏鳥として沖縄にやってくるアカショウビンの声や姿も中庭緑地でよく見かけます。残念ながら写真には撮れていませんが・・・

ノボタンの花(2023年6月9日)

ゲットウの花(2023年6月8日)

植物では、ノボタンゲットウが鮮やかな花を咲かせ始めています。
来館された際には、ぜひ探してみてくださいね!

 

(NM)