日々のなごはく。

名護博物館ブログ

「大浦湾の生きものたち2013」をふり返る その3 〜観察会編〜

その1(こちら)、その2(こちら)からつづきます。
※ この記事の一部の写真は、すなっくスナフキン提供によるものです。

展示会も終わりにさしかかった8/10(土)、実際に大浦湾の瀬嵩(せだけ)浜に出かけて、ゆりあげ貝(打ちあげ貝)を拾う観察会を行い、18名が参加しました。

まずは、砂浜を自由に歩き、思い思いに貝を拾ってもらいます。

講師は、展示会場の渚のジオラマ制作を行った、貝類学者の名和純さん。
貝の拾い方のコツを教えて回っています。


いっぱい取れるかな?


貝殻ではないですが、見なれないクラゲ発見!
ムラサキクラゲのように見えますが・・・


貝殻を求めて、岩場のむこうの秘密の砂浜へ!


暑さが心配でしたが、あまり日差しも強くなくてよかったです。


1時間ほど貝殻を探した後は、サイエンスランドに移動。
種類別に貝を並べていきます。何種類取れたかな?


白の背景であざやかな貝の色が引き立ちます。


種類わけが終わったら、先生が貝の和名を付せんで貼っていきます。
標本を作るときに、誰が、いつ、どこで取ったかはとても大事。
和名といっしょにこれらの情報をラベルに書き、貝といっしょにユニパックに入れていきます。


博物館組も挑戦!
私は、60種くらい拾いました。
今回の観察会は、貝にくわしい参加者も多く、100種近く拾っている子もいました。


すなっくスナフキン組。
手なれたもの(に見える)。

ラベルを作った標本は一生ものです。一生どころか、数百年先の世界で役に立つかもしれません。
そんな想いを胸にしまいこんだかどうかはわかりませんが(笑)、最後に自分の拾った貝殻を持ち帰る参加者の皆さん。
ぜひ、宝物にしてもらいたいですね。

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(NM)