日々のなごはく。

名護博物館ブログ

名護中央図書館前で迷いガーミー

今年の沖縄の梅雨明けは6月22日頃だったようですが、その少し前、6月20日に名護中央図書館から「リュウキュウヤマガメが保護された」との電話があり、現場に足を運びました。

リュウキュウヤマガメ 沖縄名:ヤンバルガーミー、ヤマガーミー
国指定天然記念物 2017年6月20日撮影 名護市宮里)
図書館前の道路を歩いていたところを発見されたようです。この日は前日までの雨が上がって晴れていましたが、とても湿度が高く蒸し暑かったのを覚えています。
カメも活動的になり、夜の間に周辺の緑地から勢い余って迷い出てきてしまったのでしょうか。

去年の年末にも市街地近くの大南でリュウキュウヤマガメが保護されたことがありましたが(記事はこちら)、今回はメスで違う個体でした(前回はオス)。


現場で確認した後、緑地に返しましたが、周辺に開けた公園や道路があるので、また出てこないか心配です。

名護中央図書館周辺の緑地からは、これまでも何度かリュウキュウヤマガメが見つかっています。
名護博物館の周辺からは見つかったことがありません、残念!
やはり、目の前に緑地があるからなのでしょう・・・(ウラヤマシイ・・・)

これからもリュウキュウヤマガメがくらせる環境を残していけるといいですね。

これまでの市内でのリュウキュウヤマガメの保護確認例やカメを見つけたときの対処法などについては、こちらの記事をご覧ください。
リュウキュウヤマガメは天然記念物ですので、採集したり、むやみに触れることは禁止されています。

(NM)