日々のなごはく。

名護博物館ブログ

フタオチョウの来館と産卵

今日(4/10)のお昼前、事務室の外でウミガメの骨を洗っていたSさん(名護博物館友の会)が一声、フタオチョウが飛んでいます」と。

すぐに外に出てみると、名護博物館の中庭にあるヤエヤマネコノチチの周りを2頭のフタオチョウ沖縄県天然記念物)が飛び回っているではありませんか!

すぐに望遠レンズを取り出しましたが、残念ながら素早く飛び回るフタオチョウをカメラで捉えることはできず、飛び去ってしまいました。

フタオチョウの幼虫はヤエヤマネコノチチの葉を食べます。
去年の秋も同じように成虫を見かけたことがありました。

 

産卵していたのかぁ・・・と思い、手前まで伸びていた枝先の葉をふと見ると、卵があるではないですか!

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フタオチョウの卵(2021年4月10日撮影 名護博物館)

ついでに、卵の周りを探してみたところ、幼虫も一匹だけ見つけました!

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フタオチョウの幼虫(2021年4月10日撮影 名護博物館)

特徴的な4本のツノが目を引きます。

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上体を起こしてピクリとも動きませんでしたが、枝のマネでしょうか。

これからの成長を見るのが楽しみです。

(NM)