毎朝のタカ渡りカウント調査を続けています。
嘉津宇岳では、ここ数日の渡りの主役がアカハラダカからサシバへ完全にシフトしました。
秋の嘉津宇岳2020 その3 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~
ここ数日の朝は天気もよく、嘉津宇岳ではタカの渡りがコンスタントに観察されています。
続きを読む新博物館敷地に珍魚タウナギ ほか
新博物館の建設準備が着々と進んでいます。
順調にいけば、今年中には建設工事に着工できる予定です。
さて、新館敷地は街中にありながらまとまった緑地が残されており、新館活動ではこの緑地を生かした活動を展開する予定であると本ブログ内でも紹介してきました。
私は定期的に新館予定地に足を運び、どのような生きものが生息しているのかを観察・記録しています。この記録は新館オープン後の屋外活動の基礎資料として役立つでしょう。
2度の台風が通過して数日経った夜(9月)、新館予定地を訪れると、敷地内の水たまり(もともと側溝があった場所)にタウナギを発見しました。沖縄県のレッドデータブック第3版で絶滅危惧ⅠA類に指定されています。
昨年敷地内で死体を見つけたことがあり、生息しているとは思っていましたが、直接姿を確認することでより確かな記録となりました。
(なお、一緒に写っているオタマジャクシはヒメアマガエルの幼生です)
続きを読む川の中の忍者 エソハゼ
先日小学校の出前授業で名護市内の川へ出かけたときのこと。
さらさらと流れる瀬に網を入れると、エソハゼ Schismatogobius ninja が取れました。
この2 cmほどの小さなハゼ、学名に「忍者」と付けられているように水中観察で見つけるのはとてもムズカシイです。
取れた場所の川底にそっと返し、撮影したのが下の写真です。
どこにいるかわかるでしょうか?
秋の嘉津宇岳2020 その1 アカハラダカの渡り調査と観察会
今年もアカハラダカの秋の渡りのシーズンを迎えています。
名護博物館と同友の会などのグループは、毎年9月から10月にかけて、北から南へ渡っていくアカハラダカ、サシバのカウント調査(名護岳・嘉津宇岳)を早朝に行っています。
このブログでは、私の担当である嘉津宇岳のタカの渡り状況などを主に発信しております。
嘉津宇岳では9月12日より調査を開始しておりますが、本日23日に300羽超の群れが観察されました。
さて、今年も下記のとおり、嘉津宇岳の展望台(登山道入口前広場)で観察会を行う予定ですので、関心のある方はご参加ください。
【アカハラダカ渡り観察会】
日時:2020年9月26日(土)、27日(日)午前7時〜9時
場所:嘉津宇岳登山道入口前広場(Googleマップで見る)
※ 事前予約などは必要ありません。
※ 双眼鏡をお持ちの方はご持参ください。
※ 雨天の場合は中止します。
安全対策は各自で十分気をつけてご参加ください。体調不良の方は参加をご遠慮ください。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用、アルコール消毒、検温等の対策にご協力ください。
なお、当日は館に職員不在のため、電話問い合わせには対応できませんのでご了承ください。
(NM)