日々のなごはく。

名護博物館ブログ

自然―陸

続・ネオワイズ彗星 ~やんばるの星空~

昨日の記事で紹介したネオワイズ彗星。 インターネット上では、様々な方が撮影した素晴らしく美しい写真がたくさん紹介されています。 そんな写真を見ているうちに、もう一度観察・撮影したい衝動にかられ、今度は名護市から北上してやんばる(沖縄本島北部…

話題の彗星 名護市の空にも

7月上旬に沖縄の新聞でも取り上げられたネオワイズ彗星。今年の3月に発見され、近年にない明るさということで話題になっています。しかも、次に見られるのは5千年以上先となると天文ファンでなくても見たくなるものではないでしょうか。 私も別に天文ファン…

新博物館、屋外展示づくりへの第一歩!

新しい博物館づくりは昨年度に土地の購入や造成工事を終え、今年度からいよいよ建築工事を開始する見込みです。 新博物館の建設予定地は、今の名護博物館から車で5分圏内の市街地にあります。この場所は沖縄県の森林資源研究センターがあった場所であり、街…

子育てに奮闘!名護市内のサンコウチョウ

ヒナにエサを運ぶサンコウチョウのオス(2020年6月10日 名護市内) 前に紹介した名護市内で抱卵していたサンコウチョウ。6月はじめに無事ヒナが産まれ、親鳥は大忙しです!

日没後に舞う!名護の蛍の光

名護市街地のすぐ近くで見られるホタル 前回、名護岳(名護中央公園)のホタルのことを書きましたが、写真をうまく撮影できなかったので、再トライしてみました。 日没後に舞う2種のホタル(2020年6月2日 名護市内)

名護岳に舞うホタルの光

先日の夜、名護岳(名語中央公園)のハイキングコースを歩いていたら、ホタルを見にきたという方に出会いました。 クロイワボタルの光(2020年5月26日 名護市内) 残念ながら、ハイキングコースではほとんど見られなかったのですが、その帰りに名護中央公園…

雨にも負けず・・・!サンコウチョウ

前回紹介したサンコウチョウが、卵を抱き始めたようです。 抱卵するサンコウチョウのメス(2020年5月22日 名護市内) 雨の中、巣から動かずにじっとしているメス。わりと開けた場所なので、ずぶ濡れ!・・・でも頑張ります!

初夏の訪れ「三光」の鳥

初夏は多くの野鳥の子育ての季節。愛鳥週間の影響もあってか、5月に入ってからこのブログで紹介している野鳥のヒナや子育てに関する記事のアクセス数が増えています。 先日は、名護博物館友の会のOさんより、名護市内のサンコウチョウの巣情報が寄せられまし…

源流の春 リュウキュウアカガエルの上陸など

長いような短いような4月が終わり、5月に入って暑くなる日も増えてきました。やんばるの森ではイジュが咲き始め、季節の移ろいを感じます。 冬の間に観察を続けていた名護市内の沢では、リュウキュウアカガエルの幼生(オタマジャクシ)が変態し、上陸してい…

イボイモリ注意報!

本日、名護博物館友の会のOさんから名護岳(名護中央公園)の林道で沖縄県天然記念物であるイボイモリのロードキル(交通事故死)が多発しているという情報提供がありました。 名護岳で確認されたイボイモリのロードキル個体(2020年4月21日) ※ 以下の内容…

令和元年度に作ったはく製など

令和元(2019)年度も残りあとわずか。今年度予算で作製したはく製などが届いたので、少しだけご紹介! ミサゴの本はく製

自然史資料作製・整理中!その2

年度末の業務に追われていますが、前回の記事(こちら)で紹介した資料整理は平行して継続中です。 整理中の昆虫標本(2020年3月)

自然史標本作製・整理中!

新博物館建設準備の一環として、資料整理を進めていますが・・・なかなか思うようには進みません。 自然史の資料は放っておくと、ほとんどの場合が腐ったり、風化したりして、そのままだと未来へ残すことができません。 そこで標本を作らなければならないの…

アダン葉細工づくり講座を行いました!

海に囲まれた沖縄では、海岸を縁どるようにアダンが生えているのを目にします。 昔から沖縄ではこの植物を利用してきました。籠(かご)や敷物(しきもの)、草履(ぞうり)、縄(なわ)など。様々にその姿をかえ、アダンは人々のくらしの身近にありました。…

未知なる沢を歩く!

沖縄は寒暖の差が激しい日が続いていますね。先週末までは暖かかったですが、今週はまた冷えこんでいます・・・体調を崩さぬようご注意を! さて、数名の博物館友の会メンバーと一緒に名護市内の沢を歩いてきたので、少し紹介したいと思います。 沢沿いにそ…

名護の山歩き

睦月の終わる頃、友の会の仲間と共に名護市内の山を歩きました。 この日は曇り空。気温も低く、今にも雨が降りそうな雲行きで鳥も声もなく、静かな森の中でした。 それでも季節を感じられる花々を見ることができました。その中からいくつか紹介します。 ビロ…

イボイモリの勘違い? ほか、カエルなど

昨日(2020年1月25日)の沖縄は、夏日で汗をかくほどの暖かさでした。ちなみに、最高気温が25℃以上の場合を夏日、30℃以上の場合を真夏日と呼ぶようです。 夜、やんばる(沖縄本島北部)の川へ出かけたのですが、林道にはこれまで見たことがないほどたくさん…

サクラサク

朝、新館の建設現場を覗いてきました。 現場と道を挟んで向い側に公園があり、寒緋桜が植えられています。 寒緋桜

晴れ間に部分日食

部分日食(2019年12月26日 名護博物館より撮影) 今年も残りわずかとなりましたが、ここ数日の沖縄はとても暖かいですね(暑いくらい)。今日は、晴れたり雨が降ったりでしたが、晴れ間に部分日食を観察することができました。

名護市内でアマミヤマシギ

先日の夜、名護市内の林道を車で走っていると、うれしい出会いがありました。 車の走る先、林道の上をチョコチョコ歩いている鳥が!もしやと思いましたが・・・ アマミヤマシギ Scolopax mira(2019年12月13日 名護市内)

アリかと思ったらアリグモ

名護博物館ゆんたくテーブルで捕獲したアリグモ ある日の午後、なごはく内のゆんたくテーブル(市民誰もがいつでも利用OKな場所)で同僚と打ち合わせをしていたら、ちょっと大きめのアリがうろちょろ・・・しているなぁと思っていたら、「アリグモですね!」…

石灰岩地の森

現在、新博物館の設計を進めており、大忙しです!今の名護博物館の展示を土台に、新博物館の展示の詳細を考えています。 展示のイメージを強めるため、また、12月のイベントの下見も兼ねて、やんばるの石灰岩地の森に足を運びました。 大宜味の猪垣 今回の主…

深度合成に挑戦

先日につづいて仕事の合間に深度合成に挑戦です。が、まだ思うようにいきません。 今回もカメラは隣の係から借用しています。 今回はマイクロフォーサーズという規格のミラーレスカメラ、OM-D E-M5 Mark IIです。 OM-D E-M5 Mark II M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm…

深度合成に挑戦

資料の撮影に隣の係からお借りしたカメラにフォーカスシフト機能があったので、以前から興味があった深度合成に挑戦してみました。被写体は、ギャラリーに迷い込んで亡くなったシオカラトンボ。 シオカラトンボ 深度合成 NIKON-D850 AF-S Micro NIKKOR 60mm …

ハブの3Dスキャン金型

博物館が集めている資料は、展示以外にも様々なことに活用されます。一般的には、調査・研究や教材、 観光分野への活用などでしょうか。 この可能性は無限大!だと、私は声を大にして言いたいです。 今回、名護博物館が保存しているハブの資料を使って、「一…

秋の嘉津宇岳2019 その5 ~アカハラダカ・サシバ渡り調査~

前回の記事で、嘉津宇岳で見られるタカの渡りがほぼ終息したようなことを書いたのですが、 ここ数日、サシバの渡りが(数は多くないですが)コンスタントに続いています。昨日(10/22)、今日(10/23)と各100羽ほどのサシバの渡りを観察することができまし…

秋の嘉津宇岳2019 その4.5 名護でも雲海?

毎朝続くタカ渡り調査。 このブログでは、タカたちの渡りの季節で見られる他の動物や景色、気象現象なども紹介しています。毎朝山に通っていると、めずらしい光景に出くわすこともあるのです! 市街地上空一面をおおう雲(2019年10月18日 嘉津宇岳) 今日(1…

秋の嘉津宇岳(名護岳)2019 その4 ~タカの渡りも一段落か~

朝のタカ渡りカウント調査が続いております。 嘉津宇岳では、約2600羽を記録した10月3日をピークにアカハラダカの渡り個体数は減りつつあり、ここ数日ではほとんど見かけなくなりました。 10月6日にはサシバを初確認しましたが、嘉津宇岳では大きな群れを見…

博物館のお引っ越し7 We are creating a new museum 

常設展示室の一般公開を3月末日で泣く泣く終了しました。 新館建設のためです。 では、現在常設展示室はどうなっているかというと・・・、

秋の嘉津宇岳2019 その3 ~今年最大のアカハラダカの群れ~

今日(10/3)の嘉津宇岳では、今シーズン最高の2,600羽超のアカハラダカの渡りを観察することができました。 アカハラダカの群れ(2019年10月3日 嘉津宇岳) Flock of Chinese Sparrowhawks (Accipiter soloensis) , Mt. Katsuu Nago Okinawa, 3rd October 2…